「ちょうどブラジルW杯の話が出て」自信が過信と気付かされた14年大会の経験談を長友佑都が伝えた“チームメイト4人”とは?【日本代表】

2025年03月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「上手く行き過ぎるのは良くない」

日本代表のW杯出場に貢献した長友。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ひとつ前のワールドカップはカウンター主体のサッカーでベスト16入り。そこから自分たちの力はこんなものではないと「W杯優勝宣言」をして、それぞれのクラブで自信を深めた選手たちが意気揚々と次のワールドカップに臨む。2014年のブラジル・ワールドカップに挑んだザックジャパンがまさにそうで、これは今の森保ジャパンにも当てはまるように映る。

 結果、ブラジル・ワールドカップでは1分2敗でグループリーグ敗退。それまで持っていた自信も誇りも粉々に砕け散った。その失敗を踏まえ、当事者のひとりである長友佑都は現代表のメンバーに伝えたいことはあるのか。そんなニュアンスの質問をすると、38際のベテランDFは「今日、何人かの選手とお茶をした時にちょうどその話が出ました」と話し始めた。

「(ブラジル・ワールドカップは)自信が過信と気付かされた大会でした。このチームがこのまま上手く行き過ぎるのは良くないなと。負けは許されないかもしれないけど、負けて学ぶこともあるので。とにかく足を掬われてはダメだと」

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 「何人かの選手」とは具体的に、堂安律、南野拓実、菅原由勢、板倉滉だった。過去4大会のワールドカップで酸いも甘いも噛み分けてきた長友の言葉は、きっと彼らの心に響いたはずだ。当の長友は次のワールドカップで「優勝できると心の底から思っている」。

「ブラジル・ワールドカップの時は言っているんだけど、優勝を心の底から描けていたかと言えばそうではなかったと。でも今はこのメンバーでひとつになって戦えれば優勝できると心の底から思っている」

 優勝以外は失敗。それが長友佑都の哲学でもある。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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