研究・分析して善戦してもやられたバーレーンからすればお手上げ。苦しくても勝つあたりに日本代表の強さを感じた【W杯予選】

2025年03月20日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

左サイドはいまひとつ機能しなかったが

先制点を決めた鎌田。(C)SOCCER DIGEST

 2025年3月20日、北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表が埼玉スタジアム2002でバーレーン代表と対戦。勝てば8大会連続のワールドカップ出場が決まる一戦で、森保ジャパンはもはやお馴染みとなった3-4-2-1システムを採用した。

 局面に応じて3バックから4バック、5バックにも可変する日本はまずバーレーンの攻撃を柔軟な対応で受け止める。7分のビッグチャンス(久保建英がゴール正面からシュート)を逃した後もバーレーンに攻め込まれるシーンがあったが、守備陣の踏ん張りもあってゴールを許さなかった。

 ただ、一方で攻撃は停滞。マンツーマン気味についてきたバーレーンのディフェンスに手を焼いている感もあった日本はなかなか流れの中からチャンスを作れなかった。
 
 攻守の両局面で気になったのは3バックの左に入った伊藤洋輝のプレー。GKへのバックパスが中途半端だったり、左ウイングバックの三笘薫との距離感が微妙だったり、精彩を欠いているように映った。

 また左ウイングバックの三笘薫がおとなしかったのも気がかりだった。高いポジションでボールを受けてもドリブルを阻止され、前半のアディショナルタイムには好位置からのシュートをふかしてしまったのだ。"らしくない"という表現が当てはまるパフォーマンスだった。

 左サイドがいまひとつ機能しなかった日本だが、それでも結果は出した。66分、久保建英のスルーパスに反応した鎌田大地のゴールで1-0とすると、87分には久保がダメを押す。苦しくても2-0で勝つあたりが今の日本代表の強さと言える。

 バーレーンからすれば、あれだけ研究して、分析して、善戦しても勝てないのだからお手上げだろう。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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