「唯一まともなエンドウの起用を躊躇した」1週間で“2冠消滅”のリバプール、遠藤航らの先発なしを地元メディアが辛辣批判!「悲惨」「見ていて辛かった」

2025年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ローテーションさせなかったことで失敗した」

リーグカップ決勝のピッチには立てなかった遠藤。(C) Getty Images

 遠藤航が所属するリバプールは、1週間で2つのタイトルを失った。

 3月11日のチャンピオンズリーグ・ラウンド16でPK戦の末にパリ・サンジェルマンに敗れると、16日のリーグカップ決勝でもニューカッスルに1-2で敗戦。連覇を逃した。

 とりわけ後者では、下馬評では優位と見られていたにもかかわらず、いつもの躍動感を欠き、格下にペースを握られるショッキングな敗戦となった。

 そんなチームを批判したのが、リバプールの専門サイト『PAISLEY GATES』だ。「アルネ・スロットは疲れ切ったリバプールをローテーションさせなかったことで失敗した」と見出しを打ったオピニオン記事で、こう綴っている。

「わずか1週間の間に、リバプールは3冠達成の絶好の立場から、プレミアリーグのタイトル獲得のみを争う立場にまで転落した。チームはヨーロッパで最高のチームの一つとしての地位を確立するために懸命に努力してきたが、最後の7日間でそのキャンペーンの輝きが少し失われてしまったようだ」

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 同メディアは「ニューカッスル戦では、ピッチ上のリバプールの選手のほとんどが疲れ切っていた。特にMFのライアン・フラーフェンベルフとアレクシス・マカリステルはもう脚力が残っていないようで、特に70分ぐらいでは見ていてとても辛かった」と指摘した。

「オランダの戦術家は、彼を悩ませている先発メンバーをローテーションしないという決断で失敗したように思える」

 記事は「この状況の責任はすべてスロットにあるわけではない。結局のところ、移籍市場で多くの選手を獲得できなかったにもかかわらず、このオランダ人が手持ちの選手で成し遂げたことは実に驚くべきことだ。チームは全体的に、他のライバルチームとは異なり、選手層が厚いわけではない」と主張している。

「今シーズンに入って、守備的MFの選手層が本当に薄く見えた。マカリステルとフラーフェンベルフは生粋の守備的MFではないが、素晴らしい活躍を見せている。しかし、最近はほぼ毎分プレーしているのが助けにはならなかった」

「指揮官は守備的MFの獲得に失敗し、そのポジションで唯一まともなオプションであるエンドウの起用を躊躇してきた。この日本人のプレーブレーカーはチャンスがあればいつでも堅実なプレーを見せてきたが、スロット監督は主にリードを守るために彼を起用した」
 

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