本当にプレミアリーグ首位を独走しているチームなのか？ そう思った人は少なくないはずだ。

　現地３月16日に開催されたリーグカップ決勝で、遠藤航が所属する前回王者のリバプールは、ニューカッスルと聖地ウェンブリーで対戦。１－２で敗れ、連覇を逃した。

　パリ・サンジェルマンにPK戦の末に敗れ、チャンピオンズリーグ（CL）敗退となってから中４日。心身ともにCLショックは大きいようで、全体的に重さが見られ、迫力はまるで見えず。45分と52分に失点した後、90＋４分に途中出場のフェデリコ・キエーザが１点を返すのがやっとで、ニューカッスルに70年ぶりの国内タイトル獲得を許した。
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　アルネ・スロット監督は「残念な結果、期待外れのパフォーマンスだ」と失望を露わにしたなか、リバプールのレジェンドOBジェイミー・キャラガー氏は、不甲斐ない古巣を糾弾。英衛星放送『Sky Sports』で「リバプールのカップファイナルを長い間見てきたなかで、最悪のパフォーマンスの１つだ」と言い放った。

「彼らは今シーズン、多くのものを与えてくれている。プレミアリーグでは、誰も予想していなかったポジションにいる。この１週間で、リバプールがまだ改善すべき点に光が当たった」

　キャラガー氏はそのうえで、「チームのペース不足は攻撃面で顕著だ」と指摘。大エースであるモハメド・サラーへのサポート不足を問題視した。

「モー・サラーには少し同情する。彼は直近のPSG戦で少し非難を浴びたが、彼は他のアタッカーから助けてもらっていない。リバプールが獲得した他のアタッカーは良い選手とはいえ、偉大な選手ではない。２人のアタッカーを買う必要がある。スカッドプレーヤー（バックアップ要員）ではない。モーと一緒にプレーできるような選手をね」

　よりチーム力を上げ、複数のビッグタイトルを掴むために――。新たな得点源確保が不可欠だと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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