【鹿島】石井監督が完全優勝へ意欲十分!「第1Sの3分け2敗を勝ちにつなげる」

2016年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「昨年の広島さんが積み重ねた勝点74を上回りたい」

鹿島をステージ制覇に導いた石井監督。就任以降、ナビスコカップに続き2つ目のタイトル獲得となった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第1ステージ最終節] 鹿島 2-0 福岡 6月25日/カシマ
 
 事実上の「完全優勝宣言」と言っていいだろう。
 
 第1ステージ優勝を決めた試合後の監督会見。鹿島の石井監督は、第2ステージへの意気込みを問われ、こう答えた。
「まず第1ステージで優勝できてチャンピオンシップに出る権利を取れたが、まだシーズンは終わっていない。第2ステージは、第1ステージ以上の得点を取りたいし、失点も減らしたい。勝点も昨年広島さんが積み重ねた74点を上回りたい」
 
 第1ステージ優勝は通過点。昨年年間1位の座を獲得した広島を上回る勝点を目指すと語った指揮官の視線の先には、当然第2ステージ制覇、チャンピオンシップ制覇がある。
 
「第1ステージでは3分け2敗しているが、そこも勝ちにつなげたいと思っている。第2ステージは、第1ステージよりもさらにいい成績を残せるように戦っていきたい」
 
 ステージ優勝を果たしたとはいえ、2位の川崎とはいまだ勝点1差。年間トップの座を得るには、まだまだ安泰ではない。
 
 それでも、指揮官は福岡戦の37分に生まれた2点目のゴールに、チームとして積み重ねてきたものの確かさを感じ取っている。いったんは相手に渡ったボールを素早く敵陣ゴール前で奪い返して金崎→土居とつないでゴールを奪ったシーンだ。
 
「本当はもっと前からプレッシャーを掛けて相手を圧倒したかったが、これまで積み重ねてきた攻守の切り替えの部分がゲームに出て、得点につながったのは選手たちの意識が高いから」
 
 昨年、監督就任初年度でリーグカップのタイトルを手にして、2年目の今季早くもステージ制覇を成し遂げた。飛ぶ鳥落とす勢いの今なら、完全優勝さえも十分に射程圏内だと思わせる。
 
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