スコットランドでは３月16日、セルティック対レンジャーズのオールドファームが行なわれる。

　近年、グラスゴーのダービーマッチで存在感を発揮してきたひとりといえば、前田大然だろう。レンジャーズ主将のジェームズ・タバーニアを苦しめてきたのは周知のとおりだ。

　ただ、１月に古橋亨梧がレンヌに移籍したことで、前田はCFにポジションを移している。そしてそこでゴールを量産し、高く評価されているのはご存じだろう。

　セルティックのレジェンドで、イングランドのプレミアリーグで得点王を獲得した実績もあるクリス・サットンは、地元紙『Daily Record』で、「前線を誰にするかの議論があるのは知っている。私が惹かれるのは、マエダをサイドにとどめることだ」と、前田を以前と同じポジションで見たいと話した。

「彼はタバーニアの脅威を無効化し、逆にレンジャーズのキャプテンを震えあがらせるからだ」

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　しかし、今の前田の好調を考えれば、ブレンダン・ロジャーズ監督はそのままCFとして起用するだろう。サットンも「ロジャーズが中央をマエダ以外の選手にするとは思えない」と述べている。

「前線での彼の調子はセンセーショナルだ。ファンは実質的にキョウゴのことを忘れた。彼がとても活躍しているからだ。（古橋の）売却は今季のレンジャーズがいかに大変な相手でなかったかを要約している。１月の時点で２、３ポイント差だったら、今ごろレンヌのベンチに座っているはずがない」

「彼のことはもう古い話だ。今の主役はマエダ。日曜は再び彼が前線に立つと見る。そしてジョッタがサイドでプレーできるだろう」

　首位セルティックが２位レンジャーズに16ポイント差をつけているだけに、タイトルレースに影響はないとの見方が大きい今回のオールドファーム。だが、ダービーがプライドのぶつかり合うビッグマッチであることは変わらない。

　その大事な試合で、ここ10戦で12ゴールと爆発している韋駄天FWがどの位置でプレーし、活躍できるかどうか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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