ガンバ大阪から完全移籍で横浜FCに加入した山田康太。新天地で活躍を期す25歳アタッカーが、若き日の記憶を紐解く。

　横浜FMのユース時代に、トップチームの練習に参加したこともある。その時に一緒にサッカーをした相手が、今は横浜FCでコーチを努めている。中村俊輔だ。

　かつては羨望の眼差しを向けていた先達と、選手と指導者の関係に。山田は「俊さんがかけてくる言葉は、なんかスッと入ってきます」と言う。
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「もちろん、他のスタッフの方の言葉が入ってこないわけではないですし、そこは同じです。でもやっぱり、自分としては憧れの１人でもあったし、その人から今、スタッフという形で、アドバイスをしてもらったり、目の前の１試合に臨んでいくところで、特別な想いというか、やらなきゃなと思う時はあります」

　マリノス時代の昔話をするわけでもない。コーチ３年目の俊輔が、注目のニューカマーの指導にあたる。「すごくコミュニケーションを取ってくれます」と明かす山田が、横浜FCでどんな成長を遂げるか楽しみだ。

取材・文●広島由寛（サッカーダイジェストWeb編集部）

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