現地時間３月11日に開催されたチャンピオンズリーグのラウンド16第２レグで、パリ・サンジェルマンは、遠藤航が所属するリバプールと敵地アンフィールドで対戦。先週の第１レグは０－１で落としていたなか、ウスマンヌ・デンベレがゴールを奪い、１－０で延長戦を含めた120分を終えると、PK戦の末に激闘を制した。

　プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、守護神のジャンルイジ・ドンナルンマだ。無失点に抑えて迎えたPK戦で、２人目のダルウィン・ヌニェスと、３人目のカーティス・ジョーンズのキックを見事にストップ。完璧にコースを読み切った連続セーブで、逆転での準々決勝進出に導いた。

　殊勲のイタリア代表GKは試合後、母国メディア『Sky Italia』のインタビューに対応。「チームのパフォーマンスに満足している」と胸を張った。

「このスタジアムでの戦いは、全く簡単じゃないからね。常にとてもハードだ。そして何より、ファーストレグの敗戦を覆すのは難しい。僕らはとても良い試合をした。このラウンドを突破できて本当に嬉しいよ」
【動画】ドンナルンマ曰く「僕のせいみたいになっている」失点シーン

　PK戦の前に一瞬姿を消していた。この場面について「おしっこをしなければならなかった...冗談だよ。トレーナーと準備していたんだ。ペナルティをセーブするために手を打つのは正解だった」と伝えたドンナルンマはまた、批判に言及。強気にこう語った。

「ジャーナリストから多くの批判が寄せられている。ゴールキーパーが何たるかを知らず、ジャーナリストと呼べるのかは分からないけどね。ファーストレグではシュートを打たれ、失点してしまったなかで、僕のせいみたいになっている。でも僕はいつも笑顔で、ベストを尽くし、チームのために働くことを考えているよ」

　強いハートを持つ26歳が、有無を言わさぬ活躍で批判を一蹴した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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