先のU-20アジアカップで、日本代表がU-20ワールドカップの出場権を獲得したのは記憶に新しい。グループリーグの初戦でタイに３-０と勝利し、続くシリア戦（２-２）、韓国戦（１-１）をいずれも引き分けて２位通過で決勝トーナメントに進んだ船越ジャパンは、イランとの準々決勝をPK戦（４-３）の末に制して上位４か国に与えられる"プラチナチケット"を手にしたのだ。

　オーストラリアとの準決勝に０-２と敗れたものの、最低限のノルマを達成した日本の今大会のハイライトはやはりイラン戦だろう。極度の緊張感に包まれたPK戦で驚きを提供したひとりが、日本の最初のキッカー、中島洋太朗だ。

　ヒリヒリした空気感なんかなんのその。中島は実にあっさりとPKを沈めたのだ。識者の河治良幸氏は「彼のPKはやばかったですよね」と感想を述べている。
 

「これをやったら実現できるみたいな感覚を備えています。100パーセントの成功を前提に組み立てている感じがしますね。とにかく冷静です」

　河治氏曰く「今回のU-20日本代表、未招集組も含めメンタルがお化けな選手がいる」。

「頼りになる選手が複数いて、メンタルお化け世代です」

　その代表格が中島である。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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