中村憲剛や大久保嘉人さえ未到達、J史上わずか10人達成の大記録へ“あと5”。それでもW杯戦士のベテランDFは「もはや意識していない」

2025年03月09日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

J史上11人目として“そこ”に加われるか

湘南戦は3CBのセンターで粘り強く守った森重。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 思い入れのある選手のひとりである。なぜなら、かつて彼のご両親に話を聞いたこともあり、記憶が確かならば記者人生の中でもっとも多くインタビューをさせてもらったプレーヤーだからだ。

 その彼が今季のJ1リーグで大記録を達成する可能性がある。中村憲剛さんや大久保嘉人さんさえ未到達の大記録に。J史上、そこに辿り着いているのはわずか10人だ。具体的には、遠藤保仁さん、楢﨑正剛さん、西川周作選手、中澤佑二さん、阿部勇樹さん、曽ヶ端準さん、興梠慎三さん、小笠原満男さん、伊東輝悦さん、山田暢久さんである。

 ここでピンときた方もいるだろう。そう、彼らが成し遂げたのはJ1通算500試合出場。11人目としてそこに加わりそうなのが、FC東京の森重真人選手だ。
 
 3月8日の湘南ベルマーレ戦(結果は0-0)のあと、「J1通算出場500試合まであと5試合ですが、意識はしていますか」と問いかけると、37歳のベテランDFは落ち着いた表情で「もはや意識はしていないです」と答えた。

「1試合、1試合積み重ねてきたものだし、もう特別なものではない。自分としては1週間かけて試合のためにコンディションを作ってやっただけです」

 平常心こそ長寿の秘訣なのか。ちなみに、森重が最速で500試合に到達するのは4月11日の柏レイソル戦で、場所は国立競技場だ。

 最後、今季ここまで森重選手自身が好調な理由を訊くと、彼は表情を崩して返答してくれた。

「やっぱり3バックの真ん中が合っているのかなと(笑)」

 その笑顔は初めてインタビュー取材した2011年当時と変わらなかった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

【記事】「白いブラウスの下に黒のビキニ姿でポーズ」なでしこ同僚の26歳FWがオフを満喫「ファンには魅力的な写真を披露した」

【画像】華やかなコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事