「ファンは喜ばない」まさか!今季26発の日本人エースの放出が“議論”。地元記者が意見「これほど重要な選手を売れば…」

2025年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本物の切れ味を身につけた」

セルティックで躍動を続ける前田。(C)Getty Images

 チャンピオンズリーグの大舞台でバイエルン相手に活躍した。国内でも得点を量産し続けている。好調が続けば、周囲からの関心が増すのも当然だろう。

 セルティックの前田大然は、キャリア最高のシーズンを過ごしている。公式戦で26ゴールと自己ベストを更新。持ち前の運動量や献身性に加え、決定力も身につけた。チームへの貢献度の大きさは、冬のマーケットで古橋亨梧を売却した影響を感じさせないほどだ。

 押しも押されもせぬエースとなった前田だが、ゴールが増えれば周囲からは去就をめぐる雑音も聞こえてくる。地元紙『Daily Record』のポッドキャストでは、好条件のオファーが届いた場合、セルティックは前田を売却すべきか議論になった。

 同紙によると、マイケル・ギャノン記者は「今のベストプレーヤーを売ることについて話すことを、ファンは喜ばないだろう」と、サポーターが放出を望まないのは当然と話した。そのうえで、「セルティックは適切なタイミングで資金化するモデルで、すべてはオファー次第だ」と続けている。

「キョウゴには1000万ポンド(約19億円)だった。夏まで待つべきだったと思うが、大金でない限り…マエダはプライスレスだ。最初のころは欠いていたかもしれない本物の切れ味を身につけた。ゴールを量産しており、その動きとタッチは本当にセンセーショナルなリターンとなっている。2000万ポンド(約38億円)超なら、売らなければいけない。だが、それくらいの額でなければ意味はない」

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 また、ギャビン・ベリー記者は「大事なのは、セルティックがチャンピオンズリーグでいかに向上を目指すかではないか」と、クラブの狙いが試されるとの見解を示した。

「これほど成功において重要な選手を売れば、野心を欠くことになるのではなかろうか」

 古橋退団から半年で、前田もセルティックを去る可能性はあるのか。今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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