“仕掛けるプレー”はリーグトップの数値。ドリブラー新井瑞希が得点力不足に悩む横浜FCの突破口に

2025年03月07日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

独特のタッチとリズム、緩急で

自慢のドリブルで果敢に仕掛ける新井。(C)SOCCER DIGEST

 開幕から4節を終え、3試合に出場。スタメンは2回で、トータルのプレータイムは193分だ。

 それでも、横浜FCの新井瑞希は特筆すべきデータを記録する。Jリーグの公式サイトによれば、「守備側プレーヤーと対峙し、その選手を抜こうとする、横にかわしてシュートを打とうとするなどの仕掛けるプレー」と説明されたドリブルの総数で、新井は20回。浦和の金子拓郎(19回)や町田の相馬勇紀(18回)を抑え、堂々のトップだ。

 敵と向き合えば、独特のタッチとリズム、緩急で突破を試みる。縦にも行ける。カットインして中にも行ける。背番号17がボールを持つと、何かをやってくれそうな雰囲気が漂う。
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 在籍2年目の昨季は、5試合の出場にとどまった。だが今季は序盤から攻撃のキーマンとして躍動。開幕のFC東京戦(0-1)は途中出場で、2節・岡山戦(1-0)はベンチ入りも出番なし。だが、3節・横浜FM戦(0-0)、直近の広島戦(0-1)で先発に名を連ねると、随所に持ち味を発揮していた。

 チームは4試合でわずか1得点。攻撃面で小さくない課題が見えるなか、独力で局面を打開できる新井にかかる期待は大きいはず。チャンスメイクやアシストはもちろん、ゴールという目に見える結果で応えたい。次節は8日、ニッパツ三ツ沢球技場で町田を迎え撃つ。

文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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