【J1展望】磐田×仙台|「チームの和を乱す」ジェイはベンチ外。怪我人続出の仙台も状態は厳しいが…

2016年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田――攻撃陣のコンビネーション、アイデアに期待。

故障者/磐田=森下、小川大、清水、荒木、岩元、カミンスキー 仙台=野沢、ウイルソン、金園、金久保、富田、杉浦、椎橋
出場停止/なし

J1リーグ・1stステージ17
ジュビロ磐田 ベガルタ仙台
6月25日(土)/19:00/ヤマハスタジアム
 
ジュビロ磐田
1stステージ成績(16節終了時):12位 勝点20 5勝5分6敗 18得点・23失点
 
【最新チーム事情】
●怪我で離脱していた松井と八田が今週から練習に部分合流。
●名波監督は、22日の練習でチームの和を乱す態度をとったジェイを途中でトレーニングから外し、仙台戦でも起用しない意向を示した。
●前節の湘南戦でDFパパドプーロスがJ1デビュー。好パフォーマンスを見せた。
 
【担当記者の視点】
 前節・湘南戦の直前にDF森下が戦線離脱。怪我人が相次いでいるうえに、水曜日の練習中に「チームの和を乱す」(名波監督)態度をとったジェイが、出場停止だった前節に続き今節も先発しない見込みとなった。

 加えてチームは公式戦5試合勝ちがない。そうしたマイナス要素を払拭するためにもホームで勝利し、第2ステージに勢いをつけたい試合だ。

 湘南戦は、ボールを支配し攻めた。セットプレーからの1失点に泣き敗れたが、ポゼッションして主導権を握ったという点では、自分たちのサッカーがかなりできた90分間だった。ただ、攻めはやや単調で崩しの工夫に欠けた。
 
 5試合で2得点と、得点不足が勝利から遠ざかっている理由のひとつ。決定力に優れるジェイが不在だが、磐田が目指しているのはひとりの力に頼るサッカーではない。ジェイを欠いても全員のアジリティと連動性を武器にこれまでもチャンスを作り出してきている。
 
 そのチャンスをいかにゴールに結びつけるか。1トップに馴染みつつあるアダイウトン、左サイドの山本、あるいは松浦、トップ下の小林、そして、仙台をよく知るうえに、ここのところゴール前でのフレアな動きと強いシュート意識で攻撃を活性化している太田ら攻撃陣のコンビネーション、アイデアに期待したい。

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