平均ボール支配率は断トツの岩政コンサだが…シュート決定率は唯一の「0%」。チャンスは作れている。あとは仕留めるだけだ

2025年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

1つもゴールを奪えず、黒星が3つ並んで最下位に沈む

開幕3連敗の札幌。岩政監督はチームを立て直せるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季から岩政大樹監督が率いる北海道コンサドーレ札幌が、まさかの低迷だ。開幕の大分戦は0-2、続く熊本戦は0-3、直近の山口戦は0-2。1つもゴールを奪えず、黒星が3つ並び、最下位に沈んでいる。

 Jリーグの公式サイトが公開している各種スタッツで、3節終了時のシュート決定率は、リーグで唯一の「0%」。シュート総数(38本)と1試合平均シュート数(12.7本)はいずれも5位タイ。悪くない数字だが、枠内シュート総数は12位タイの9本、1試合平均の枠内シュート数は12位タイの3本と、課題を残す結果となっている。

 パス総数(1624本)も1試合平均パス数(541.3本)もリーグ4位。パス成功率は78.3%で6位だが、平均ボール支配率は断トツの61.5%。ある程度は主導権を握って試合を進めることはできている。それだけに、フィニッシュのさらなる向上が苦境を脱するためのポイントになりそうだ。
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 山口戦の試合後、岩政監督は「これまでの2戦と違って、どんどん自分たちのチャンスを作り出しましたし、それを0-2になってからも作り続けたところも、これまでと違います」とコメント。「自分たちのスタートとなるような試合だった」と確かな手応えを口にしている。

 実際、チャンスクリエイト総数では、53回でトップの長崎、47回で2位の大宮に続き、札幌は40回で3位にランクイン。間違いなくゴールに近づきつつある。

 これまでの3試合はいずれもアウェーゲームだった。今季初めてホームで迎える4節の千葉戦で、悪い流れを払拭できるか。開幕3連勝でリーグ2位の強敵との一戦は、3月9日に大和ハウスプレミストドームで13時5分にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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