「犯罪だ」マンU英雄が衝撃の断罪。Jレジェンドは信頼に踏み込む“深い”解説。今年ノーゴール、プレミア14位…不調を象徴するシーン

2025年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「世界のどの右SBにとっても、あれを見ないのは犯罪」

今年に入ってまだゴールがないホイルンド。ストレスは溜まる一方だ。(C)Getty Images

 現地時間3月6日に開催されたヨーロッパリーグのラウンド16第1レグで、プレミアリーグで14位に沈むマンチェスター・ユナイテッドは、久保建英を擁するレアル・ソシエダと敵地で対戦。57分にヨシュア・ジルクゼーが先制点を挙げた後、67分にPKからミケル・オジャルサバルに同点弾を浴び、1-1で終わった。

 注目を集めているのは、スコアレスで迎えた19分の場面だ。ヌサイル・マズラウイが久保のプレスをかわしながら、絶妙なロングパスを供給。これにディオゴ・ダロがゴール前の右サイドで反応すると、ラスムス・ホイルンドがタイミング良く中央に走り込み、ビッグチャンスになる。

 しかし、ダロはダイレクトでパスを出さず。プレーの選択に時間を要しために、ソシエダに守備を固められてしまい、得点に結びつけられなかった。

 昨年12月以来、ゴールから遠ざかっている背番号9は怒りを露わに。『WOWOW』の中継で解説を務めた林陵平氏は「ホイルンドからしたら、抜け出した時に『ダイレクトで上げてくれよ』っていうボール」と指摘した。
【画像】なぜパスを出さないんだ?マンUレジェンドが激怒!議論を巻き起こしている問題のシーン
 また、英メディア『SPORT BIBLE』によれば、ユナイテッドのレジェンドOBポール・スコールズ氏も厳しく追及。次のように訴えた。

「ダロが中を見なかったのは、本当に犯罪的だ。ホイルンドは素晴らしい走りをした。世界のどの右サイドバックにとっても、あれを見ないのは犯罪だ。ホイルンドは簡単に得点できた」

 ちなみに、林氏の発言には続きがある。かつて東京ヴェルディなどで活躍した元ストライカーは、こうも語っていた。

「ダロは上げられたと思うんですけど、選択肢の中からやめたんですよね。でも信頼感があれば、ダイレクトで上げてるんですよ。今、ホイルンドはあまり点を決めてないじゃないですか。だから、1個目、『ホイルンドに絶対預けよう』って選択肢にならないっていう。やっぱストライカーって、点を決めているか決めていないかで周りの信頼も変わってくるし、ボールが入ってくるかにも関係してくる、かなり深いところなんです」

 あらゆる意味で、不調を象徴するようなシーンとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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