川崎フロンターレは３月５日、アジア・チャンピオンズリーグエリートのラウンド16第１戦で、中国の上海申花と上海スタジアムで対戦した。

　立ち上がりはアグレッシブな相手に押される形となった川崎。局面のバトルでも引かずに跳ね返し、マイボールにすれば自分たちのリズムでパスを回して攻撃を組み立てていく。

　徐々にペースを握れるようになり、両サイドに起点を作れば、中央からもこじ開けようとする。ただ、ボックス内では相手の強度の高い守備の前に、思うようにフィニッシュに持ち込めない。

　33分には混戦の中から脇坂泰斗が押し込んだが、VARが介入し、オンフィールドレビューの末、直前のオフサイドが確認されて得点は取り消される。試合はスコアレスで折り返す。
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　迎えた後半、序盤はポゼッションでほぼ互角のなか、一進一退の攻防が続く。目立ったチャンスを作れずにいる川崎だが、攻守のバランスを保ちながら堅実に戦う。

　攻撃ではピッチを幅広く使って、突破口を探り続ける。だが、相手の堅牢なディフェンスを崩し切れない。そして76分に失点。ウィルソン・マナファのシュートを懸命に防ごうとして高井幸大が痛恨のオウンゴール。リードを奪われる。

　その後の反撃も実らず、川崎は０－１で敗れた。第２戦は等々力陸上競技場で３月12日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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