３月５日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ２の準々決勝第１戦で、サンフレッチェ広島がホームでシンガポールのライオン・シティ・セーラーズと対戦した。

　序盤からボールポゼッションで優位に立つ広島は８分、敵陣ペナルティエリア手前の右寄りから塩谷司が強烈なミドルシュートを放つも、相手GKにセーブされる。その４分後には、ボックス内右で塩谷の股抜きパスを受けた田中聡が巧みなターンから左足を一閃。技ありのシュートをゴール右に突き刺して先制点を奪った。

　その後も押し込むホームチームは33分、左サイドを突破した加藤陸次樹のクロスに逆サイドの中野就斗がダイレクトで合わせたが、相手に当たってわずかゴール右に外れた。すると36分、カウンターからアヌアルにゴールを許して同点とされる。

　しかし42分、右サイドでボールを受けた中村草太のワンタッチの折り返しにジャーメイン良が合わせて勝ち越し弾を挙げた。このまま２－１で前半を終える。
【動画】広島MFが技ありのターンからゴラッソ！

　後半に入って47分、広島は途中出場の東俊希のアーリークロスに飛び込んだジャーメインが右足のダイレクトで上手く合わせて追加点を奪う。

　完全に試合の主導権を握ると68分、右サイドをタイミング良く上がってきた中野のマイナスの折り返しに反応した川辺駿が強烈な一撃でネットを揺らして、リードを広げる。

　さらに74分には、この試合が新天地デビュー戦となったジェルマンが新井直人のピンポイントクロスに頭で合わせて移籍後初ゴール。その直後にも中村が右足のシュートを決めた。

　このまま６－１で快勝した広島が先勝。敵地での第２戦は12日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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