【J1展望】G大阪×名古屋|宇佐美のラストマッチ。G大阪は「負けられない一戦」に

2016年06月24日 サッカーダイジェスト編集部

G大阪――岩下が負傷離脱。宇佐美の移籍とは裏腹に、チーム状態は楽観できない。

故障者/G大阪=長沢、岩下 名古屋=田鍋、青木、和泉  
出場停止/G大阪=なし 名古屋=なし

J1リーグ1stステージ・17
ガンバ大阪×名古屋グランパス
6月25日(土)/19:00/市立吹田サッカースタジアム
 
ガンバ大阪
1stステージ成績(16節終了時):6位 勝点23 7勝2分7敗 19得点・17失点
 
【最新チーム事情】
●宇佐美は、アウクスブルクへの完全移籍が決定。試合後にはセレモニーが予定される。
●オランダのPSVが、U-19代表のMF堂安に興味を示す。移籍の可能性も浮上。
●前節の鳥栖戦で岩下が負傷。右足内転筋の肉離れで全治3週間の見込み。
●遠藤はJ1通算100ゴールまで、あと1ゴール。
 
【担当記者の視点】
 最大の注目は、やはり宇佐美だ。20日にドイツのアウクスブルクへの完全移籍が決定し、この名古屋戦が渡欧前のラストマッチとなる。チケットの売れ行きも好調で、今季4度目の3万越えもあるか。サポーターへの感謝を込めた一撃が期待される。
 
 そんなおめでたい一報とは裏腹に、チーム状態は楽観できない。岩下が全治3週間の負傷で戦線から離脱。CBには金が入るが、選手層の薄さは否めない。また、本調子とはいえない米倉も気掛かり。オ・ジェソクは負傷明けのため、コンディション次第では初瀬が右SBで先発しそうだ。
 
 激しいポジション争いをしているのが、CFとボランチだ。CFではアデミウソンが定着しつつある。卓越したボールキープ力や技術を駆使して攻撃の起点になるなど、一定のパフォーマンスを披露。果敢にゴールも狙うだけに、この試合でもそうした積極的な姿勢が見られるか。
 
 一方、ボランチは井手口と倉田が熾烈な争いを演じるなか、この一戦では倉田が先発か。機を見てボールを運ぶドリブルは魅力的で、局面打開の有効な一手となる。その強みを随所に出し、指揮官にアピールしたいところ。
 
 チーム全体が、宇佐美を温かく送り出すムードに包まれており、まさに"負けられない一戦"だ。ホームできっちり勝利し、エースの移籍に花を添えたい。
 

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