「不甲斐なさしかない」「あそこまで機能しないと難しい」「問題は…」原口元気がホーム開幕戦の黒星に危機感。浦和は2分2敗で19位に「ズルズル行くと良くない」

2025年03月02日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「クオリティ不足のシーンが多々」

柏戦で無得点に終わった原口。(C)SOCCER DIGEST

 2025年3月2日、J1リーグ第4節、浦和レッズがホーム開幕戦で柏レイソルに0-2と敗れた。4-2-3-1システムのトップ下で今季初スタメンを飾るも結果を出せなかった原口元気は試合後、無表情に近い表情で「(浦和の)プレスが機能しなかった」と反省を口にした。

「前半は相手が上手くやっていて。ホーム開幕戦で(プレスが)あそこまで機能しないと難しいですね」

 90分通してプレスがハマっていなかったわけではない。「(ボールを)奪えている時間帯はあった」と原口が話すとおり、浦和のペースになった時間帯もあった。問題はそこでチャンスを決めきれなかったことだろう。事実、原口も「クオリティ不足のシーンが多々あって、それは選手の責任です」と話している。
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 この日、埼玉スタジアム2002には大観衆が詰めかけた(公式入場者数は5万1009人)。久しぶりに埼スタでホーム開幕戦を迎えた原口はそこで勝てなかった事実に対して「不甲斐なさしかない」と危機感を露わにした。

「走り回ってプレッシャーがハマらないと疲れが溜まって、ボールを取った時には乳酸が溜まっていて誰も輝けない状況に陥っているので、まずはプレスをハメること。それがダメなら一旦引いてカウンターに専念する手もあります。その決断はピッチ内でもやらないといけない」

 今季J1リーグの4節を終えて、浦和は2分2敗の19位に沈んでいる。

「ズルズル行くと良くないので、断ち切らないといけない。その役目は担わないといけないと考えています」(原口)

 果たして、流れを変えられるか。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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