「15歳ですよね? すごいと思いますけど…」森保監督が中学生でJ1ベンチ入りのFC東京逸材に言及。若手の台頭に強い期待

2025年02月27日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「サッカー界、Jリーグの未来をより明るくしていく」

横浜ダービー後に取材に応じた森保監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 2月26日に開催されたJ1第3節で、横浜F・マリノスと横浜FCが前者の本拠地・日産スタジアムで対戦。互いに攻撃よりも守備が際立ち、2年ぶりの横浜ダービーは0-0で終わった。

 日本代表を率いる森保一監督がこの一戦を視察。その後、報道陣の取材に応じ、FC東京に在籍する若き逸材MF、北原槙について語った。北原は2009年7月生まれの中学生ながら二種登録され、同節の名古屋グランパス戦で初めてベンチ入りした(出番はなし)。

「すごいと思います。15歳ですよね? すごいと思いますけど、若い選手がもっとJリーグの舞台に出場してほしいなと思います。世界では高いレベルで、国のトップリーグ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップに10代で出るのはそんなに珍しくないので、日本の育成からも、焦る必要はないですけど、若くして逸材がJの舞台に出場して力を示してくれるということと、話題性も出ればいいかなと思います」
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 世界を見渡せば、10代にしてトップチームで主力として活躍する選手が少なくないなか、森保監督は「J1の舞台に立てる若い選手がもっともっといる」と考えているようだ。

「出られなくて、くすぶっている選手たちも練習でアピールして、『若い選手が出てきているな』って印象を持たせてもらえるような、ギラギラした活躍を見せてほしいです。若い選手たちの底上げがサッカー界、Jリーグの未来をより明るくしていくし、また高いレベルに押し上げてくれる、そういうパワーにもなると思います。

 日々のアピールがまずは大切なので、練習の時から年齢にとらわれず、『自分がJのピッチに立つんだ』という、ギラギラしたものをチーム内の競争で見せて、監督に『公式戦で使いたい』と思わせてくれるようなチャレンジを日頃の練習からしてもらいたいです」

 日本代表の指揮官は、若手の台頭を強く期待している。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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