【浦和】2点差からの大逆転で、ついに連敗を止める。古巣から決勝点の李忠成が「奇跡の時間を共有できて嬉しい」

2016年06月22日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

78分、阿部のバーに弾かれたミドルを身体で押し込む。

李がリーグ戦4点目を決める。ACLと合わせると通算6ゴール。(C)SOCCEr DIGEST

[J1・1stステージ13節]浦和レッズ3-2FC東京
6月22日/埼玉スタジアム2002

 浦和が大逆転勝利で、リーグ戦の連敗を3で止めた。勝利は実に5月8日の11節・大宮戦(1-0)以来。

 中2日、3日で続く5連戦の4戦目。ホームチームはこの日もミスから2失点する嫌な流れで、後半に突入する。しかし、前半からチャンスを作れていた浦和はさらにボールポゼッション率を一段と高めて、守勢に回るFC東京を押し込む。

【浦和 3-2 FC東京 PHOTO】まさにコントラスト!! カメラがとらえた明暗――。

 すると66分、72分と槙野のゴールで同点に追い付く。勢いは止まらず、78分、阿部の強烈なミドルシュートがクロスバーを叩くと、そのこぼれ球に李が身体で押し込み逆転に成功した。

 その後は浦和が試合をコントロールし、FC東京の反撃を食い止めた。
 
 古巣から決勝ゴールを決めた李はヒーローインタビューで「2失点したあと、僕らは誰も諦めていなかった。絶対にひっくり返してやろうと思っていた」と歓喜。

 続けてスタジアムに詰めかけた観客に向けて、「奇跡の瞬間をみなさんと共有できて嬉しく思う。辛い時でも支えてくれたサポーターやファンに感謝しています。有難うございます!」と熱く呼びかけた。

 浦和は6月25日の第1ステージ最終節、埼玉スタジアムで神戸と対戦する。19時キックオフ。

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

 
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