25年夏の大刷新を見据えるマンチェスター・シティの補強ポジションのひとつが、右サイドバック。移籍専門記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、その新戦力候補のひとりとしてユベントスのアンドレア・カンビアーゾがリストアップされているという。
 
　イタリア代表の25歳は、ここ１年で大きく評価を高めている有望株。レアル・マドリーやバイエルンといったメガクラブも以前から関心を示していて、今夏の移籍市場では争奪戦が繰り広げられる可能性がある。
 
　そんな人気銘柄のカンビアーゾが仮に市場に流出した場合、報じられている取引額は7000万（約115億5000万円）～8000万ユーロ（約132億円）。年齢とそのポテンシャルを考えれば、決して割高ではないだろう。
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　プレミアリーグは優勝戦線から脱落し、チャンピオンズリーグもすでに敗退するなど、苦しいシーズンを送るマンＣはチームとして過渡期を迎えていて、25年夏の大刷新を視野に入れている。少なくない数のベテランを放出して再建に着手するのが濃厚で、ケビン・デ・ブライネの後釜候補としてドイツ代表の逸材フローリアン・ヴィルツの獲得にも関心を示しているようだ。
 
　カンビアーゾは、技術力に長けた現代型のSB／WB。左右両サイドに対応できる汎用性の高さに加えて優れたボールテクニックとパスセンスを併せ持ち、プレス耐性が高いためビルドアップ時の大きな貢献が期待できるだけでなく、クロスのクオリティーやデュエルの強さも見逃せない。ペップ・グアルディオラ率いるマンＣの複雑な戦術にも適応できるだろう。
 
　今夏の移籍マーケットで、カンビアーゾが主役を演じるのは間違いない。
  
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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