「もっとクオリティのある選手にボールを預けたら」
フライブルクの中心を担う堂安。(C)Getty Images
22節を終了したブンデスリーガで5位につけているのが、日本代表MF堂安律がプレーするフライブルクだ。
直近の3試合連続無失点勝利で、4位のRBライプツィヒに勝点1差まで追い上げている。昨季は最終節にウニオン・ベルリンに敗れてヨーロッパリーグ出場権も、カンファレンスリーグ出場権も逃してしまった。今季は2シーズンぶりとなる欧州の舞台へ、ファンの応援にも力が入る。
ただ、上位につけているからチームがすこぶる好調かというとそうとは言えない。ここまで36失点は18チーム中10位、得点29は12位タイ。町野修斗がプレーするキールは現在最下位ながら34得点をあげているので、それより5点も少ないことになる。
21節のハイデンハイム戦(1-0)後に、堂安にその辺りを尋ねてみたら、「そこは本当に自分達のクオリティのなさ」とはっきり口にした。
「もっとクオリティのある選手にボールを預けたらなって思います。ヴィンンツェ(ヴィンツェンツォ・グリフォ)とかレベルの高い選手がいるので、そういう選手にボールを預けながらプレーしたら、個人の特徴を生かせるのになって。できないことをやろうとしてもやっぱり厳しい。預けて、走って、スペースを空けたりもっと賢くプレーしてほしいなというのはありますけど、難しいですね」
膠着状態が続いていた試合で違いを生み出したのは堂安だった。右サイドで飛び込んでくる相手をうまくいなして前を向くとそのままドリブルで運ぶ。FWとのワンツーからのパスは少しずれたが、これをうまくコントロールして相手をいなすと、左足でゴール前に見事なクロス。飛び込んだグリフォが頭で合わせて決勝点となるゴールが生まれた。
「イメージ通りでした。何もないところからじぶんがチャンスを作り出して、チームが得点できるところに出せたのはよかったです。自分としては中心としてプレーできている感覚はある」
直近の3試合連続無失点勝利で、4位のRBライプツィヒに勝点1差まで追い上げている。昨季は最終節にウニオン・ベルリンに敗れてヨーロッパリーグ出場権も、カンファレンスリーグ出場権も逃してしまった。今季は2シーズンぶりとなる欧州の舞台へ、ファンの応援にも力が入る。
ただ、上位につけているからチームがすこぶる好調かというとそうとは言えない。ここまで36失点は18チーム中10位、得点29は12位タイ。町野修斗がプレーするキールは現在最下位ながら34得点をあげているので、それより5点も少ないことになる。
21節のハイデンハイム戦(1-0)後に、堂安にその辺りを尋ねてみたら、「そこは本当に自分達のクオリティのなさ」とはっきり口にした。
「もっとクオリティのある選手にボールを預けたらなって思います。ヴィンンツェ(ヴィンツェンツォ・グリフォ)とかレベルの高い選手がいるので、そういう選手にボールを預けながらプレーしたら、個人の特徴を生かせるのになって。できないことをやろうとしてもやっぱり厳しい。預けて、走って、スペースを空けたりもっと賢くプレーしてほしいなというのはありますけど、難しいですね」
膠着状態が続いていた試合で違いを生み出したのは堂安だった。右サイドで飛び込んでくる相手をうまくいなして前を向くとそのままドリブルで運ぶ。FWとのワンツーからのパスは少しずれたが、これをうまくコントロールして相手をいなすと、左足でゴール前に見事なクロス。飛び込んだグリフォが頭で合わせて決勝点となるゴールが生まれた。
「イメージ通りでした。何もないところからじぶんがチャンスを作り出して、チームが得点できるところに出せたのはよかったです。自分としては中心としてプレーできている感覚はある」
順位は上位につけてはいるが、思うようにチームとしての連係が生まれないジレンマ。続くアウェ-のザンクトパウリ戦(1-0)も勝つには勝ったが、チャンス数は乏しかったのは事実。この試合でも堂安はペナルティエリア内で相手のファウルをもらい、PKを獲得したが、グリフォのパネンカがGKに完全に読まれてキャッチされてしまった。3試合連続完封勝利というのを素直に喜ぶこともできないのが正直な心情なのだろう。
【動画】堂安に顔面肘打ち→同僚MFがまさかのパネンカ失敗
「ダメでしょ、これじゃ。上を目指すなら。フライブルクがこの2~3年みせたパフォーマンスを考えると、やっぱステップアップしなきゃいけない。自分のいるこの3年間でさえ、成長を感じるこのクラブの中で、自分の中では満足しちゃいけないゲームだと思っています」
ハイデンハイム戦後に真剣な顔でそう語っていた堂安。新監督になって1年目という難しさがあることはわかっている。でもだからこそ、もっと自分達のやるべきことと向き合わなければならないのだろう。
クリスティアン・シュトライヒ前監督は「ブンデスリーガではどんな試合でも全ての力を出し切って戦わなければチャンスはない」といつも言っていた。名将の下でその大切さを叩き込まれた堂安が先頭に立って、チームを燃え上がらせてほしい。
取材・文●中野吉之伴
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ハイデンハイム戦後に真剣な顔でそう語っていた堂安。新監督になって1年目という難しさがあることはわかっている。でもだからこそ、もっと自分達のやるべきことと向き合わなければならないのだろう。
クリスティアン・シュトライヒ前監督は「ブンデスリーガではどんな試合でも全ての力を出し切って戦わなければチャンスはない」といつも言っていた。名将の下でその大切さを叩き込まれた堂安が先頭に立って、チームを燃え上がらせてほしい。
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