やはり警戒すべきはルカオか。横浜FCの選手に訊いた岡山の印象。鈴木準弥は「マッチアップした時にどう剥がしていくかが大事」

2025年02月21日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「マイボールの時間を増やせれば勝機はある」

強靭なフィジカルでゴールに迫る岡山のルカオ。横浜FCからしても要注意の選手だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 昨季のJ2では1勝1敗。アウェーでは3-1で勝利し、ホームでは2-4で敗れた。自動昇格圏内の2位でフィニッシュしてJ1復帰の横浜FCは2月22日、昇格プレーオフを制して初のトップリーグを戦うファジアーノ岡山と第2節で相まみえる。

「たぶん、守備のところでもどんどん前から来ると思いますし、前線に強い選手がいて、スペースを埋めるというよりは人にどんどん来る感じ」

 新加入の鈴木準弥は岡山の印象をそう語る。相手も横浜FCと同じシステム3-4-2-1が予想されるなかで、「ピタっとマッチアップした時に、どう剥がしていくかが大事」とイメージする。

 また、昨季のルヴァンカップ2回戦の岡山戦でプロデビューを飾った大卒2年目の小倉陽太は、「いや、もうルカオの印象しかなくて(笑)」と、191センチの体躯を誇り、ゴリゴリと力強い突破が武器のブラジル人FWを警戒する。

「ルカオを信じて、アバウトでもラフにボールを入れてくる。ルカオのところは後ろのボニ君(ンドカ・ボニフェイス)とかに任せて、もし自分が(ボランチで)出れば、手前で落ちてきたところを拾うとか、センターバックと協力して、ルカオをちゃんと抑える。それでマイボールの時間を増やせれば、勝機はあるかなと思います」
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 横浜FCは開幕のFC東京戦で0-1の完封負け。一方の岡山は京都サンガF.C.に2-0でさっそく歴史的な"J1初勝利"を手にしている。

 昇格組同士の一戦。横浜FCとしては連敗だけは避けたい。勝点3を掴むためにも、まずは今季のチーム初ゴールが欲しい。小倉は昨季の対戦を踏まえ、「サイドにボールが行った時とか、押し込まれた時に、ボランチがしっかり下がるので、そこの間は空いてくるなっていうのは思っていた」という。

 目の前にあるスペース。「そこにうまく入って、(前線の櫻川)ソロモンの落としなのか、サイドから来たボールかは分からないですけど、狙っておこうかなとは考えています」と、得点にも意欲を示した。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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