「最高のアドバイスをくれる」 17歳の神童ヤマルが慕うバルサのチームメイトとは?「一番話が合うし、最も良い関係を築けている」

2025年02月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ヤマルはすでに昨シーズン超えの数字を残す

ヤマル(19番)とラフィーニャ(右端)のホットラインは、バルサの強力な武器になっている。

 17歳の神童ラミネ・ヤマルの進化が止まらない。

 2023-24シーズンにバルセロナのレギュラーに定着したヤマルは、公式戦50試合に出場して7ゴール・7アシストと大ブレイク。その余勢を駆り、24年6~7月に開催されたEURO2024でもスペイン代表の主力として大車輪の働きを見せ、優勝に大きく貢献した。

 迎えた今シーズンも2年目のジンクスなどまったく感じさせず、ここまで公式戦32試合で11ゴール・15アシストと、すでに昨シーズン超えを達成している。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの17歳が現地時間2月20日、スペイン紙『ムンド・デポルティボ』のインタビューに応じた。

 その中で、「ドレッシングルームで最高のアドバイスをくれるチームメイトはだれ?」という質問に、次のように答えている。

「ラフィーニャだ。試合前も、試合後も、トレーニングのあとも、いつも話しかけてくれる。ベテランの選手たちの中では比較的歳が近いから、彼と一番話が合うし、最も良い関係を築けていると思う」


【動画】ヤマルが魅せた衝撃の6人抜きドリブル

 さらに、ラフィーニャからもらった最高のアドバイスはなにかと問われると、「つねに冷静でいること。ストレスを感じたり、なにかを考えたりする必要はなく、ただ楽しむだけでいいと教えてくれた」と答えている。

 ラフィーニャはヤマルと同じ右ウイングを主戦としているが、ヤマルの台頭により、いわば左ウイングへ押し出される形となった。それでも今シーズンから就任したハンジ・フリック監督の下で覚醒。

 無尽蔵のスタミナで攻守に奮闘するだけでなく、すでにキャリアハイを更新する公式戦24ゴールを記録するなど、決定力も大きく上がっている。右サイドでヤマルがタメを作り、逆サイドからラフィーニャがDFラインの裏に抜け出してゴールを脅かす。これが今シーズンのバルサの強力な得点パターンにもなっている。

 ピッチ上でもピッチ外でも良好な関係を築く両翼が、今シーズンのバルサの行方を大きく左右することは間違いない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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