現地時間２月19日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント・プレーオフ第２レグで、昨季王者のレアル・マドリーは、マンチェスター・シティとホームで対戦。先勝の第１レグは３－２で逆転勝利を収めていたなか、３－１で快勝し、２戦合計６－３でCL16強入りを決めた。

　まさにキリアン・エムバペ劇場となった。頼れるエースは開始４分で、前に出ていたGKエデルソンの頭上を抜くループショットで先制点を奪えば、33分に前線での連係で追加点をゲット。そして仕上げは61分、左足でのグラウンダーのシュートでハットトリックを達成した。

　その後、エムバペはベンチに下がっていた90＋２分に、ニコ・ゴンザレスに１点を返されるも、大勢に影響はなし。プレミアリーグ４連覇中のシティに力の差を見せつけた。
【動画】ゴラッソ連発！エムバペの圧巻ハットトリック

　プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたエムバペは、手応え十分の様子だ。英公共放送『BBC』によれば、試合後のインタビューで力強く次のように語った。

「チームにとって完璧な夜だった。シティとの試合はいつも難しいけど、ホームでの僕らはとても強いと分かっていたよ。グループとしてより良いプレーができたし、ファンに多くの喜びを与えられた。今シーズン勝ちたいものを勝ち取るためには、このやり方を続けないとね。ここで良いプレーをして、今シーズンの足跡を残したい。レアル・マドリーで歴史を作りたい。僕にとっての適応期間は終わった」

　ラウンド16では、同じ街の宿敵アトレティコ・マドリーか、ブンデスリーガ王者のレバークーゼンと相まみえる。

「両チームとも非常に良いチームだ。どちらと対戦するにしても難しい。でも僕にとっては、アトレティコと対戦する方が良い。移動しなくて済むからね！僕らはすでにかなりの移動を強いられている。どちらの試合も難しいけど、移動がなければ負担は減るだろう」

　昨夏に加入当初こそ、適応に苦労した26歳のフランス代表FWだが、今では完全にフィット。試合に出ればゴールを決める状態だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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