「ヴィッセル神戸のリーグ連覇は必然」「若手が先輩に激しく当たって怒られるのは悪い文化」元Jリーガーがそう言い切る理由「何のためにサッカーをやっているの?」

2025年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「いくら戦術が優れていても」

リーグ3連覇を目指すヴィッセル神戸。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

「いくら戦術が優れていても、個人として戦えないと意味がない」

 実績十分の元Jリーガーで解説者の鄭大世氏はそう主張する。

「そこはマストで必要です。欧州クラブの練習が激しいのは当たり前。イエローカードがない分、試合よりもトレーニングのほうが激しい。文字通りガンガン行くんです。足の裏を見せるようなスライディングはさすがにないですが、ボールを奪いに行ってくるぶしが血だらけなんてケースはよくある話です」

 鄭大世氏はドイツでの経験を携えて清水エスパルス時代にそれを浸透させようとしたら「なかなか同意を得られなかった」そうだ。その点、元・海外組が複数いるヴィッセル神戸は違った。

「大迫勇也選手、酒井高徳選手、武藤嘉紀選手、井手口陽介選手とヨーロッパでやっていたプレーヤーが多いから練習中に激しくプレーすることがノーマルになっていると、そんな話を酒井選手から聞きました。ですので、神戸のリーグ連覇は必然です」

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 鄭大世氏は「インサイドキックと同じくらい球際の強さは重要です」と断言する。

「それができない選手は海外で成功できないし、ヨーロッパでそれを習得できれば生き残れます。向こうで激しい練習は当たり前で、球際で勝てなければ『何のためにサッカーをやっているの? それじゃあ試合に出られないよね』となるわけです。

酒井選手や大迫選手が激しくコンタクトすれば、若手も『やっていいんだ』となります。良くないのは、若手が萎縮してしまうことです。若手が先輩に激しく当たって怒られるのは悪い文化で、おそらく神戸にはそれがない。これが彼らの強さの要因だと考えています」

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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