韓国戦は日本時間で20日の16時キックオフ予定
U-20W杯出場を目ざすU-20日本代表。写真:松尾祐希
中国で開催されているU-20アジアカップ。今大会の上位4か国のみが、今年9月にチリで開幕するU-20ワールドカップに出場できる。U-20日本代表が世界への扉をこじ開けられるためには、グループステージで2位以内に入り、8チームが戦うノックアウトステージで準決勝に進出しなければならない。
船越優蔵監督が率いるチームはここまで2試合を終えて、1勝1分の勝点4でグループ2位。準々決勝進出を目ざし、20日に行なわれる最終節で韓国と対戦する。勝利すれば首位通過、引き分けの場合は2位、敗れれば同時刻に行なわれる3位シリアの結果次第となる。
現在、勝点1のシリアが引き分け以下で終われば、日本の2位以内が決まるが、勝利した場合は得失点差の勝負。しかし、日本はあくまで自力突破が決められる立場。船越監督は平常心を保っており、「(1勝1分なので)思い描いたプランとはちょっと違うけど、自分たちの手で決められる状況に関しては全く変わっていない」と目の前の一戦に集中することを強調した。
現状で日本のメンバーにコンディション不良等での離脱者はいない。タイと初戦(3-0)で負傷し、シリア戦(2-2)を欠場したMF中島洋太朗(広島)も18日のトレーニングから復帰。23人が万全の状態で韓国戦に向かう。
一方の韓国は2連勝ですでにノックアウトステージ行きを決めており、ターンオーバーで挑んでくる可能性が高い。大一番となるU-20W杯の出場権が懸かる準々決勝を見据え、疲労度の高いメンバーがサブに回っても不思議ではない。ポルティモネンセのU-23チームに所属し、GS第2節のタイ戦(4−1)で2ゴールを奪ったキャプテンのFWキム・テウォンらがベンチスタートになるのであれば、日本からすれば戦いやすくなるはずだ。
それでも、韓国の強さに変わりはない。「フィジカルの強さもありますし、テクニカルにやってくる。すごくオーガナイズされたチーム」と船越監督が認めたように今までの相手よりも数段上のレベルになる。簡単に勝点を得られる相手ではないだろう。
【画像】華やかなコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!
船越優蔵監督が率いるチームはここまで2試合を終えて、1勝1分の勝点4でグループ2位。準々決勝進出を目ざし、20日に行なわれる最終節で韓国と対戦する。勝利すれば首位通過、引き分けの場合は2位、敗れれば同時刻に行なわれる3位シリアの結果次第となる。
現在、勝点1のシリアが引き分け以下で終われば、日本の2位以内が決まるが、勝利した場合は得失点差の勝負。しかし、日本はあくまで自力突破が決められる立場。船越監督は平常心を保っており、「(1勝1分なので)思い描いたプランとはちょっと違うけど、自分たちの手で決められる状況に関しては全く変わっていない」と目の前の一戦に集中することを強調した。
現状で日本のメンバーにコンディション不良等での離脱者はいない。タイと初戦(3-0)で負傷し、シリア戦(2-2)を欠場したMF中島洋太朗(広島)も18日のトレーニングから復帰。23人が万全の状態で韓国戦に向かう。
一方の韓国は2連勝ですでにノックアウトステージ行きを決めており、ターンオーバーで挑んでくる可能性が高い。大一番となるU-20W杯の出場権が懸かる準々決勝を見据え、疲労度の高いメンバーがサブに回っても不思議ではない。ポルティモネンセのU-23チームに所属し、GS第2節のタイ戦(4−1)で2ゴールを奪ったキャプテンのFWキム・テウォンらがベンチスタートになるのであれば、日本からすれば戦いやすくなるはずだ。
それでも、韓国の強さに変わりはない。「フィジカルの強さもありますし、テクニカルにやってくる。すごくオーガナイズされたチーム」と船越監督が認めたように今までの相手よりも数段上のレベルになる。簡単に勝点を得られる相手ではないだろう。
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そんな韓国に対して、日本はどのように戦っていくのか。ポイントになるのが、"指揮官の決断力"だ。中2日の連戦で選手たちの疲労度が溜まっており、準々決勝を見据えてターンオーバーを敷きたい。しかし、負ければ敗退の可能性があるだけに、日韓戦で大幅なメンバー変更を行なうのはリスクが伴う。
難しいタスクとなるなかで、船越監督がどのような決断を下すのか。センターフォワード、サイドハーフ、サイドバックは2試合で多くの選手をピッチに立たせたため、韓国戦では疲労度を考慮した起用がしやすいが、センターバックとボランチは悩ましい。主力となる選手たちをフル稼働させているからだ。CBはキャプテンの市原吏音(大宮)が2試合連続で90分間出場しており、ボランチはMF大関友翔(川崎)とMF小倉幸成(法政大)が2戦ともに先発で起用されている。ボランチは中島の状態に目処が立っているのが救いだが、チームの屋台骨を支える3人をどう使うのか。その決断が今後の戦いを左右する大きなポイントになる。
また、忘れてはいけないのがゲームマネジメント。引き分けでも突破が決まるため、終盤の時点で同点であれば無理にゴールを奪いにいく必要はない。チームとしての方向性を定め、足並みを揃えて戦っていくことも重要になる。
運命の一戦は日本時間で20日の16時キックオフ予定。若き日本代表の戦いに注目したい。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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また、忘れてはいけないのがゲームマネジメント。引き分けでも突破が決まるため、終盤の時点で同点であれば無理にゴールを奪いにいく必要はない。チームとしての方向性を定め、足並みを揃えて戦っていくことも重要になる。
運命の一戦は日本時間で20日の16時キックオフ予定。若き日本代表の戦いに注目したい。
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