ボール保持率は64％。パス成功数は相手の倍の384本。主導権を握る時間は少なくなかった。だが、シュート５本は相手の３分の１の数字。枠内には１本しか飛ばせなかった。そしてスコアは０－２。今季から岩政大樹監督が率いる北海道コンサドーレ札幌は、J２開幕戦で大分トリニータに敗れた。

　試合後のフラッシュインタビューで、岩政監督は「勝負に出て、負けました」と90分を振り返る。

「（足りなかったのは）１つ、２つじゃないですし、自分たちの良かった面も１つ、２つじゃない。そういうゲームだったと思います」

　手応えを問われれば、「取り組んできたことは、いくつか出ました。開幕戦のなかで、これが多いか少ないか、もっと出したかった面も正直ありますが、こんなもんかなという面もあります」と応じる。
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　昨季のJ１で19位に終わった札幌は無念の降格。今季は９年ぶりにJ２を戦う。そのスタートで"洗礼"を受けたか。指揮官は「今日の戦いは今日の戦い、J２らしい戦いでしたけど、相手の戦いが。おそらく、こういう試合が続くんだろうな」とイメージする。

　次節は23日にロアッソ熊本と相まみえる。「次に関しては、また特殊なチームなので、違うゲームになるかな」と見据えた岩政監督は、「初戦を落としたもの同士なので、選手たちが前向きに取り組めるようにできるか」と強調した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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