「ギラギラしていて『俺を出せ、開幕スタメンに選べ』と」「末恐ろしい18歳」清水指揮官が明かす“大物ルーキー・嶋本悠大”のポテンシャルと課題「正直、出す前は話を聞いているのかと…」

2025年02月16日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「競争力を身につけてほしい」

短い時間ながらも堂々たるプレーを披露した嶋本。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年2月16日のJ1開幕節、清水エスパルスが東京ヴェルディを1-0で下したあとの公式会見で、清水の秋葉忠浩監督がこの試合でプロデビューを果たした大物ルーキー・嶋本悠大に触れる件があった。

「まず(彼は180センチと)サイズ感があります。誰よりもトレーニングでアピールして、どのポジションでプレーさせてもギラギラしていて『俺を出せ、開幕スタメンに選べ』と。そういうメンタリティでキャンプの前からやっていたので、信頼してピッチに送り出せる状態でした」

 その嶋本は90+3に投入されると、素晴らしいインターセプトとキレのあるドリブルで確かなインパクトを残す。そのパフォーマンスを受け、秋葉監督は次のように評していた。

「正直、出す前は話を聞いているのかと思っていましたが、いざピッチインしたら堂々とやってのける。末恐ろしい18歳だと感じました」
 
 ただ、秋葉監督は「これに満足しないでほしい」とも言っている。

「90分間出続けられるような、レギュラーをどんどん脅かしてくれるような、そういう競争力を身につけてほしいです」

 嶋本本人は「あの数分だけで頭が疲れたので、頭の回転のところはなれていきたいです」と自ら反省。その口調に満足感はなかった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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