「数年前だったら...」鹿島の守護神・早川友基が指先セーブに成長を実感「我慢して先に動かないで対応できた」

2025年02月16日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

43分のピンチをビッグセーブで救う

今季も鹿島のゴールマウスを守る早川。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第1節]湘南 1-0 鹿島/2月15日/レモンガススタジアム平塚

 鹿島は2月15日のJ1開幕戦で湘南と敵地で対戦。64分に福田翔生にゴールを決められ、0-1で敗れた。

 1失点したものの、再三に渡るビッグセーブでチームを鼓舞したのが、守護神の早川友基だ。

 福田に1対1に持ち込まれた43分のピンチでも、際どいシュートを右手の指先でコースを変える神業を披露した。

「もし数年前だったら、飛び込んでいってPKを与えかねない場面でした。あそこで我慢して先に動かないで対応できた」

 自身の成長を実感した場面だった。

 その他のピンチでも、CBの植田直通と関川郁万と話し合いながら、「全部が全部、自分で止めたっていうより、味方と上手く守れたシーンもあった」とし、敗れはしたものの、「失点してからも、今年のキャンプや練習試合では立て続けに失点してしまうことが多かったなかで、連続失点しないっていうところはポジティブな面だった」と一定の手応えも得たようだ。
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 一方で、最後尾から見ていたゲーム運びについては以下のように指摘した。

「なんというか、各駅停車のパス、横パスが多く、相手にとってはハメやすい状況が多かったように感じます。あとは(パスを)出して止まることが多かったかなと。

 全体的に、前半は良かったと思いますが、後半は選手間の距離が開きすぎていたところがあるので、そこは修正が必要だと思いました」

 ここ2年はシーズンでフル出場を続け、今季から選手会長も務める25歳は、「何よりも勝点を積みながらっていうのには越したことない」と気合を入れた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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