素早い攻撃ばかりでは上手くいかない
今季から横浜を指揮するホーランド監督。初陣でチームを勝利に導いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
[ACLE第7節]横浜 1-0 上海申花/2月12日/横浜国際総合競技場
2月12日に横浜国際総合競技場で行なわれたアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第7節で、横浜F・マリノスは中国の上海申花と対戦し、1-0で勝利した。
スティーブ・ホーランド新監督の下、昨季まで採用していた4-3-3ではなく、3-4-2-1の新布陣で試合に挑んだ横浜は、序盤はボールを奪っても上手く前に運べず、相手にやや押し込まれる展開が続く。
しかし20分、右シャドーで先発したヤン・マテウスが嫌な雰囲気を払しょくする。敵陣左サイドのエリア内で混戦になるなか、Y・マテウスはペナルティアーク内でアンデルソン・ロペスからヒールパスを受けると、ダイレクトで左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
後半は互いに攻め合うなか、横浜は67分にチャンスを作る。右サイドの井上健太が上げたクロスに、走り込んだ植中朝日がダイビングヘッドでゴールを狙うが、これは枠を捉えられなかった。
その後は相手に疲労の色が見え始めると、横浜はボールを保持して優位に試合を進める。そしてそのまま1点のリードを守り切った横浜がリーグステージ4連勝を達成した。
【画像】"アジアを勝ち獲ろう" ホーランド新監督初陣を熱烈に後押しした横浜F・マリノスサポーターを特集!(Part1)
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スティーブ・ホーランド新監督の下、昨季まで採用していた4-3-3ではなく、3-4-2-1の新布陣で試合に挑んだ横浜は、序盤はボールを奪っても上手く前に運べず、相手にやや押し込まれる展開が続く。
しかし20分、右シャドーで先発したヤン・マテウスが嫌な雰囲気を払しょくする。敵陣左サイドのエリア内で混戦になるなか、Y・マテウスはペナルティアーク内でアンデルソン・ロペスからヒールパスを受けると、ダイレクトで左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
後半は互いに攻め合うなか、横浜は67分にチャンスを作る。右サイドの井上健太が上げたクロスに、走り込んだ植中朝日がダイビングヘッドでゴールを狙うが、これは枠を捉えられなかった。
その後は相手に疲労の色が見え始めると、横浜はボールを保持して優位に試合を進める。そしてそのまま1点のリードを守り切った横浜がリーグステージ4連勝を達成した。
【画像】"アジアを勝ち獲ろう" ホーランド新監督初陣を熱烈に後押しした横浜F・マリノスサポーターを特集!(Part1)
試合後、初陣を白星で飾ったホーランド監督は「初戦ということもあって難しい試合になったが、チームは良くやってくれた。後半も難しい時間があったなか、選手たちがしっかりコントロールしてくれた。相手がロングボールを多用してきたが、そこをしっかり跳ね返せた部分もあった」と称えた。
一方で、指揮官は「明日から自分たちは何を成長していかなければいけないのかを見てやっていくことも大事」と指摘し、チームの具体的な改善点を次のように述べた。
「特に成長しなければいけないのは、ビルドアップの部分。相手のプレスをどのように回避していくのか。回避しても後ろに戻してしまったら元も子もない。
そして相手からボールを奪った後に素早く攻撃に移るところ。ただ今日の試合で学んだのは、バスケのように攻守の切り替えが早い展開のなかでは、素早い攻撃ばかりでは上手くいかないため、素早い攻撃とコントロールの使い分けをもう少しはっきり判断しないといけない」
横浜は上海申花との一戦から中2日でアルビレックス新潟とのリーグ開幕戦を迎える。その後も中2~3日で4連戦となり、過密日程が続くが、そのなかでホーランド監督がどのようにチームをマネジメントしていくのか。大いに注目だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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一方で、指揮官は「明日から自分たちは何を成長していかなければいけないのかを見てやっていくことも大事」と指摘し、チームの具体的な改善点を次のように述べた。
「特に成長しなければいけないのは、ビルドアップの部分。相手のプレスをどのように回避していくのか。回避しても後ろに戻してしまったら元も子もない。
そして相手からボールを奪った後に素早く攻撃に移るところ。ただ今日の試合で学んだのは、バスケのように攻守の切り替えが早い展開のなかでは、素早い攻撃ばかりでは上手くいかないため、素早い攻撃とコントロールの使い分けをもう少しはっきり判断しないといけない」
横浜は上海申花との一戦から中2日でアルビレックス新潟とのリーグ開幕戦を迎える。その後も中2~3日で4連戦となり、過密日程が続くが、そのなかでホーランド監督がどのようにチームをマネジメントしていくのか。大いに注目だ。
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