サンフレッチェ広島は現地２月12日、アジア・チャンピオンズリーグ２のラウンド16第１戦でベトナムのナムディンと敵地で対戦した。

　開始４分、広島は決定機を演出。右サイドから中野就斗が入れたクロスにファーで東俊希が反応。ボレーで狙うがシュートは惜しくも枠を外れる。

　時間の経過とともに、リズム良くボールを動かしながら、サイドに起点を作って押し込んでいく。ただ、相手のアグレッシブな守備の前になかなかシュートに持ち込めない。

　それでも焦れることなく攻撃を組み立てていくが、あと一押しが足りず、ゴールを割れないまま、前半をスコアレスで終える。
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　迎えた後半、攻勢を強めるナムディンをうまく抑えながら、相手ゴールに迫ろうとする広島。だが、思うようにチャンスを作れず、攻めあぐねる時間が続く。

　66分には菅大輝のFKに佐々木翔が飛び込む。至近距離のヘディングシュートは、敵GKのビッグセーブに阻まれて得点ならず。

　その後も攻め続ける広島は73分、ついに均衡を破る。右サイドでジャーメイン良の縦パスに抜け出した途中出場の中村草太が、ボックス内で思い切り右足を振り抜く。鋭いシュートがファーサイドのネットを揺さぶった。

　88分には田中聡が追加点を奪取。中央からドリブルで持ち運び、そのまま自慢の左足で強烈なシュートをぶち込む。さらに90＋１分、越道草太も得点。試合はそのままタイムアップ。３－０で勝利した広島が８強進出に大きく前進した。ホームでの第２戦は２月19日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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