宿敵との間に残酷な溝…12年ぶりエバートン指揮のモイーズ、リバプールにつけられた差を語る「まだ数年かかるだろう」

2025年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

グディソンで最後のマージーサイド・ダービー

61歳で再登板したモイーズ。(C)Getty Images

 先月から再びエバートンで指揮を執っているデイビッド・モイーズ監督が、ホームタウンが同じ宿敵、リバプールとの差を語った。英公共放送『BBC』が伝えている。

 財政問題も抱えるエバートンはここ数年、下位に低迷。対照的にリバプールは上位をキープし続けている。現在のプレミアリーグの順位を見ても、自分たちは勝点26で16位、彼らは同56で首位に立っており、その差は極めて明白だ。

 ショーン・ダイチ監督の解任を受け、2002年から11年にも渡って率いた古巣に復帰したモイーズ監督は、現地時間2月12日に行なわれるリバプール戦を前に、自身の考えを率直にこう明かした。

「この2つのチームには溝があり、エバートンが抱えている問題は誰もが知っている。現時点での両チームの差は、おそらく長い間そうであったように大きい。だから私が差を埋めて、距離を縮めなければならない。でも、リーグ戦でリバプールより上でフィニッシュした私の最後の2年間を思い出すよ。その準備に数年かかった。リバプールと再び競い合えるようになるには、まだ数年かかるだろう」
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 もっとも、目の前の戦いを落とすつもりは毛頭ない。何しろ、舞台はグディソン・パークだ。

「グディソンは本当に威圧的な雰囲気で、プレーするのが難しい場所だ。私は監督として、ここで素晴らしい夜を過ごしてきた。リバプールはいつも手強い相手だが、グディソンでは素晴らしいサポートがあるので、いつもよりずっと楽に感じる。今回もそうなるだろう」

 グディソン・パークは1892年のオープン以来、エバートンの本拠地としてきたが、新スタジアムへの移転に伴い、今季がラストイヤーとなる。歴史と重みを知るモイーズの監督のもと、同地では最後のマージサイド・ダービーを制し、花を添えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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