２月11日に開催されたアジアチャンピオンズリーグエリート（ACLE）のリーグステージ第７節で、４勝１分１敗で３位のヴィッセル神戸は、２勝２分２敗で７位の上海海港と神戸市御崎公園球技場で対戦した。

　３日前のスーパーカップ、サンフレッチェ広島戦（０－２）からメンバーを入れ替え。前川黛也、マテウス・トゥーレル、山川哲史、本多勇喜、酒井高徳、扇原貴宏、汰木康也、佐々木大樹、鍬先祐弥、大迫勇也、武藤嘉紀が先発した。

　今季２戦目で初勝利を目ざす神戸は11分、汰木のクロスにファーで反応した昨季J１MVPの武藤が、GKイエン・ジュンリンの股を抜くシュートで押し込み、今季初ゴールをマーク。

　幸先良く先制すると、17分にもこぼれ球に反応した大迫のクロスから、佐々木がヘッドでネットを揺らすが、大迫のオフサイドで得点は取り消される。
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　J１王者は以降も押し気味に進め、チャンスを作るものの、あと一歩のところでブロックされ、追加点は奪えない。後半開始直後の50分に武藤がボレーシュートを放った際も相手DFが立ちはだかる。

　それでも54分、鍬先が強烈なシュートで叩き込み、待望の追加点をゲット。さらに、そのわずか２分後に武藤のグラウンダーのクロスから、ファーで汰木が流し込み、あっという間にリードを３点に広げる。

　ホームサポーターの熱い声援を背に、なおも攻める神戸はその後、78分に相手のハンドでPKを獲得するも、大迫が蹴ったキックはイエン・ジュンリンにセーブされてしまう。

　だが、これで終わらないのがエースだ。大迫は81分、扇原が蹴ったFKに滑り込みながらの絶妙なボレーで合わせ、ダメ押し点を挙げる。

　結局、４－０でタイムアップ。神戸が元横浜F・マリノス指揮官、ケヴィン・マスカットが率いる中国王者に大勝し、最終節を前にノックアウトステージ進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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