「正直、断ろうと思った」それでも土居聖真がキャプテンを引き受けた理由。選出方法は指揮官曰く「僕の監督キャリアで初めて」【モンテディオ山形】

2025年02月11日 サッカーダイジェストTV編集部

「興味深さと一抹の不安があった」選出方法

今季山形でキャプテンの重責を担う土居。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年シーズンを戦うモンテディオ山形のキャプテンは土居聖真。どのような決定方法で"キャプテン土居"は誕生したのか。本人は次のように話してくれた。

「スタッフ、選手での投票制で決めました。みんなに選んでもらった立場なので、自分なりのスタンスでやっていきたいです。正直、キャプテンをやるようなキャラじゃないです。僕が何をするというよりは、全員にリーダーシップを意識してもらってやっていくことが大事。それが結果的にチームの底上げに繋がります。まずは自分のプレーに集中して、それが結果的にチームを引っ張るものになればという考えでいます」

 ちなみに、副キャプテンの髙江麗央、西村慧祐も投票制で決まった。投票制を用いたのは渡邉晋体制下で初めて。では、なぜ投票制にしたのか。指揮官はその意図を説明してくれた。

「昨年は自分の考えでキャプテンと副キャプテンを決めました。ただ、選手、スタッフの考えを聞き入れながら、または尊重しながらやるのもひとつの手段と感じて。僕の監督キャリアで投票制は初めてです。興味深さと一抹の不安がありましたが、一人ひとりが考えた末の投票結果ですので、みんなが選んだキャプテン、副キャプテンということでサポートしていきたいです」

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 得票数の上位3人がキャプテン、副キャプテンになったのか。その点について渡邉監督ははっきりと回答してくれた。

「私の思惑は1ミリも入っていません。開票に立ち会った人間は私以外に3人いました。不正投票がないようにしっかりやって、得票数の多い選手がキャプテン、副キャプテンに選ばれたわけです」

 キャプテン選出の裏話をすれば、土居は最初「正直、断ろうと思った(笑)」そうだ。

「でも、それをやってしまうと、僕と同じように断る選手が出てしまうので。みんなに選んでもらったので責任ある行動や言動を示さないという点で気持ちは引き締まりました。楽なことばかりではないと思いますが、みんなで手を取り合って歯を食いしばって、どんな状況でも前を向いて戦える集団だと確信して、キャプテンを引き受けました」

 キャプテン土居の下、"山形一丸"となれるか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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