「悪い仕事?能力がない?結構だ」批判は全て自分が受け止める――トッテナム指揮官が選手たちを全面擁護。「歪んだ分析」に嫌悪感

2025年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ビラに1-2で敗れ、FAカップ敗退

表情が険しいポステコグルー監督。(C)Getty Images

 現地時間2月9日に開催されたFAカップ4回戦で、アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、アストン・ビラと敵地で対戦。1分にジェイコブ・ラムジー、64分にモーガン・ロジャーズにゴールを奪われた後、90+1分に新加入のマティス・テルが1点を返すのが精一杯で、1-2で敗れた。

 プレミアリーグで14位に沈むトッテナムに残された今季のタイトル獲得の可能性は、事実上、ヨーロッパリーグのみに。2007-08シーズンにリーグカップを制して以降、長きに渡って続く無冠期間の終止符に黄色信号が灯り、ファンの批判は過激さを増す一方だ。

 逆風が吹き荒れるなか、英公共放送『BBC』によれば、就任2年目のオーストラリア人指揮官は、「主要な選手が怪我から復帰してからでないと、自分を評価するのはフェアではないと思うか?」と問われ、次のような考えを明かした。

「人々は私を評価できる。『悪い仕事をした』『能力がない』とかね。それは結構だ。私が言いたいのは、現時点で選手たちのパフォーマンスは批判できないということだ。もし、今現在の選手たちのパフォーマンスを、彼らが対処している極限の状況以外の何かで測りたいのであれば、その分析は歪んでいるし、客観的ではない」
【動画】ラッシュフォード初出場のビラに敗れる
 選手たちを全面的に擁護するポステコグルー監督はさらに、こう言い放った。

「私を追い出すためなら構わない。あなた方にとって良いことだ。何度でもやってくれ。でも、この選手たちに関して言えば、この2か月半の間に彼らが与えてくれたものは素晴らしいものだった。

 木曜と日曜に17歳、18歳、シニアの選手たちに休まずプレーを求め続けた2か月半だ。もし、それがこのチームのパフォーマンスに全く影響していないと言うのなら、他に何も言うことはない。このグループの選手たちは、残りのメンバーが揃えば、傑出したチームになる。それは間違いない。他の人たちがそれを見られるかどうかは、私には興味がない」

 決してブレない指揮官のもと、終盤戦で意地を見せられるか。ポステコグルー体制2年目をどう終えるかが重要だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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