現地時間２月９日に開催されたFAカップ４回戦で、プレミアリーグで首位のリバプールは、２部で最下位のプリマスと敵地で対戦。この日が32歳の誕生日の遠藤航がアンカーで先発した。

　３日前にトッテナム（４－０、リーグカップ準決勝・第２レグ）と戦い、３日後にエバートン（プレミアリーグ第15節）と戦う過密日程のなか、エースのサラーや主将のファン・ダイクら主力は、ベンチからも外れた。

　キックオフから10分経たずして、負傷から復帰したばかりのゴメスが座り込んでしまい、プレー続行不可能に。タッチライン際でスロット監督から直接指示を受けた遠藤が、CBにポジションを落とす。

　圧倒的格上のリバプールは、幸先良く先制したいところだが、メンバーを大幅に入れ替えたため連係面で苦しみ、中々チャンスを作れない。
【動画】プレミア首位リバプール、２部最下位に先制を許す…

　０－０で前半を終えると、49分にライトにペナルティエリア内から強烈なシュートを浴びるが、絶妙なポジション取りをした遠藤がヘッドでクリアする。

　ただ、直後の53分に相手のロングスローの流れから、エリオットがペナルティエリア内でハンドをしてしまい、PKを献上。ハーディーにGKケレハーの逆を突くキックで決められ、まさかの先制を許す。

　負けるわけにはいかないアウェーチームは、58分に20歳のマバヤを下げ、ヌニェスを投入。状況の打開を試みるも、身体を張った守備に手を焼き、相変わらず１点が遠い。

　結局、９分の後半アディショナルタイムも含めて得点を奪えず、０－１でタイムアップ。スロット監督のもと今季絶好調のリバプールが衝撃の敗北を喫した。

　フル出場した遠藤にとっては、あまりに苦い誕生日となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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