VARがあれば、三笘薫の決勝点は幻だった? チェルシー指揮官が「ハンドは明らかだ」と主張。一方でブライトン監督は…

2025年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

FAカップではVAR導入は5回戦から

チェルシー相手に57分に決勝点を奪った三笘。(C)Getty Images

 もしVARが導入されていれば、三笘薫のゴラッソは幻になっていたかもしれない。

 現地時間2月8日に開催されたFAカップ4回戦で、三笘薫を擁するブライトンは、チェルシーとホームで対戦。2-1で逆転勝ちし、1週間前のノッティンガム・フォレスト戦(0-7、プレミアリーグ第24節)のショックを吹き飛ばした。

 決勝点が生まれたのは、長らく1-1の状況が続いていた57分だ。三笘がペナルティエリア左でパスを受けると、前に出てきた相手GKロベルト・サンチェスの動きを見極め、ループシュート。冷静沈着なフィニッシュで見事にゴールに流し込んだ。

 ただ、映像で見返すと、直前にタリク・ランプティの手に当たったように見えるものの、VARの導入は5回戦からのため、そのまま得点が認められた。
【動画】ハンドはあった?改めて見返したい三笘の華麗な決勝弾
 英公共放送『BBC』によれば、敵将のエンツォ・マレスカは、「ハンドは明らかだ」と不満を露わに。そのうえで、マンチェスター・ユナイテッドのハリー・マグワイアの得点など、他会場でも"疑惑の判定"が生まれている事実を踏まえ、こう語った。

「ここ2、3日、様々な試合で、色々な状況があった。VARがなく、より難しくなった。もっとも、VARがあっても、ハンドと判定されるかどうかは分からない。分からないよ。今シーズンは多くのハンドを見てきたなかで、今回VARはなかった」

 一方、勝った側であるファビアン・ヒュルツェラー監督は、VARチェックなしの利点を伝えた。

「VARによって、フットボールは今日のような感情的なものではなくなりつつある。今日は素晴らしい雰囲気だった。ゴールに確信があるからこそ、ゴールを祝える。あんな感じで良かったよ」

 ブライトン指揮官が指摘する通り、今日のフットボールはVARチェックを挟むため、正式に得点が認められるまでに、タイムラグが生じてしまう。それだけに、ネットを揺らした直後に120%の感情で喜べなくなっている状況もまた事実だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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