「私が好きなチームに近づいている」コッパ・イタリア準決勝進出のミラン、指揮官は新戦力に躍動に手ごたえ「彼らは1回のトレーニングで理解した」

2025年02月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

S・ヒメネスのアシストでJ・フェリックスが新天地デビュー弾

チーム3点目を記録したJ・フェリックス(右端)。(C)Getty Images

 現地2月5日、コッパ・イタリア準々決勝が行なわれ、ミランはホームでローマと対戦。3-1の完勝でベスト4進出を決めた。

 FWタミー・エイブラハムの2ゴールで主導権を握ったミランは、2-1で迎えた59分、今冬の移籍市場で加入したFWサンティアゴ・ヒメネスとFWジョアン・フェリックスを同時に投入する。

 新天地デビューにもかかわらず、2トップとして出場した両者は、好連携を披露。72分にはS・ヒメネスのスルーパスに抜け出したJ・フェリックスが、鮮やかなチップキックで貴重なチーム3点目を奪った。

 この勝利に現地紙『Gazzetta dello Sport』は、「サンシーロに漂っていた暗いムードが突如として消え去った。ヒメネスとフェリックスがスタジアムに新たな興奮を生み出した」とスタジアムの熱狂を伝えた。

 続けて「ゴールに向かって走り込むストライカーと明確なビジョンを持つ司令塔、これがミランに不足していたピースだった」とこの2人を手放しで称賛している。
【動画】新戦力が躍動!ミラン対ローマのハイライト
『Tutto Mercato Web』のインタビューで、ミランのセルジオ・コンセイソン監督は「私が好きなチームに近づいている」と手ごたえを口にした。

「ジョアンとサンティアゴはわずか1回のトレーニングをしただけだ。それでも彼らはすぐに理解し、彼らのインテリジェンスを証明した」

 同じ冬の補強組では、ミラノダービーでデビューしたカイル・ウォーカーが右SBでこの日も先発。対人戦で強さを発揮するだけでなく、的確なポジショニングとコーチングでディフェンスラインを統率した。

 この34歳の存在は大きく、他のDF陣もウォーカーに呼応して高パフォーマンスを披露。左SBのテオ・エルナンデズは持ち味である推進力を存分に発揮し、前半に2アシスト。本来の調子を取り戻しつつある。

 新戦力が早くもフィットし、上昇気配を漂わせているミラン。「新生ロッソネーロ」の逆襲が始まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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