「愚か。とんでもない軽率さ」「理解できない」痛恨PK献上の日本人GKに海外酷評。後半ATにまさかの2失点で逆転負け「バカげている」

2025年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なぜエリア内でパブロビッチを押したのか?」

ミラン相手に3失点を喫した鈴木。(C)Getty Images

 久しぶりの酷評だ。

 鈴木彩艶が所属するパルマは1月26日、セリエA第22節でミランに敵地で2-3と敗れた。フル出場した鈴木はPKを献上して失点を招くなど、厳しい評価を下されている。

 パルマは前半24分に先制。だが約10分後、セットプレーの際に鈴木が後方からストラヒニャ・パブロビッチを突き飛ばして倒してしまう。PKが宣告され、これをクリスティアン・プリシックに決められた。

 それでも後半に再び勝ち越したパルマだが、アディショナルタイムにまさかの2失点。最終ラインを突破したティジャニ・ラインデルスに同点とされると、さらに95分にはサミュエル・チュクウェゼに決勝点を許し、前半戦に続く金星に迫りながらも手痛い逆転負けとなった。

 鈴木はPK献上で大きな批判を浴びている。その後決定機を止める場面もあった。だが、ラインデルスとの1対1でニアサイドを抜かれ、決勝点の場面でも反応はしたが止めきれなかったことで、評価がどんどん下がったかもしれない。
【動画】日本人GKが酷評されたPK献上シーン
『Gazztta dello Sport』紙は採点記事で5点をつけ、ワーストプレーヤーに鈴木を選出している。

「確かにラインデルスを2回阻んだ。だが、なぜエリア内でパブロビッチを押したのか? VAR時代に、そしてそれ以外でも理解できない行為だ」

 やはり5点をつけた地元メディア『Parma Today』も、「ミランが同点としたPKの場面で愚かなことをした」と批判。同じ5点の『TUTTOmercatoWEB』も、「PKの場面はとんでもない軽率さ」と伝えた。

「ラインデルスの同点弾の場面でも責任は免れない。ニアサイドを抜かれた」

『calciomercato.com』は4.5点とさらに低評価で「ミランにPKをプレゼントし、飛び出しで確実という感覚がまったくなかった」と報道。『Parma Live』も4.5点で「説明できない軽率な対応で、ミランを試合に戻してしまった」とこき下ろしている。

「何度か良い対応をしたが、それでは許されるに不十分だ。こういったミスは代償を払う。3点目の場面でもっとできたか? それを言うのは難しい。だが、PKのファウルがひどいことは変わらない」

『Eurosport』は4点ともっと厳しい採点だ。「敗北の責任を守護神に負わせるのはひどいことだが、パルマが彼のミスで代償を払うことになったのは確かだ」と非難した。

「PKに関してはバカげた軽率さ。チュクウェゼのゴールも、もっとうまくやれたはずなのは確実だ」

 だが、最近の好調で強豪からの関心が騒がれていたのは周知のとおりだ。退場となった第3節ナポリ戦でも叩かれたが、それから挽回していった。今回の酷評からも巻き返し、地元メディアを再び"手のひら返し"させるのを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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