「正直、昨季にここまで点を取るとは思いませんでした。川崎フロンターレが苦戦するなかで、ここまで活躍するとは」

　識者の河治良幸氏がそう舌を巻き、評価していた選手は、山田新。フィジカルとスピードを活かして昨季J１では日本人トップ&リーグ３位タイの19得点を決めたアタッカーだ。

「チームパフォーマンスが安定しない状況下でも仕留められる時にしっかりと仕留める。その決定力は見事で、シュートに持ち込む意識の高さも感じました」（河治氏）
 

　川崎が長谷部茂利監督の下で新たにスタートする今季、河治氏が山田に求める個人的ノルマは「（J１リーグで）最低15ゴール」。

「ただ、日本代表を目指すのであれば、アシストを含めたゴールポイントで25を目指したいです。最低でも20、できればアシストよりゴールを多く決めてほしいです。。日本代表で求められるのは得点力だけではないので、そこに入った時に順応できるようチャンスメイクでも見せてほしいです」（河治氏）

　昨季の活躍から判断する限り、日本代表入りが今もっとも期待されるJリーガーのひとりが山田新と言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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