年齢、性別らを越えた選手たちがピッチに
活躍した選手の表彰も。それぞれが驚くようなプレーを見せた。写真: 山内渓太
ブラジルでストリートサッカーが減ったと言われて久しいが、日本では以前から興味深い取り組みが行なわれている。
発案者は川崎や名古屋で魅力的なサッカーを展開するなど、既存の考えに捉われない革新的なサッカーを生み続ける風間八宏氏である。
現在は南葛SCの監督兼テクニカルダイレクターなどを務める風間氏は、自身が立ち上げた選手育成のためのサッカークラブ「トラウムトレーニング※トラウムとはドイツ語で夢の意味」などで"スペトレ"なるものを展開しているのである。
すでにご存じの方もいると思うが、スペトレとはスペシャルトレーニングの略で、小学生から大学生など年齢、性別、ポジションの垣根を超え、様々な選手が同じグラウンドで技術と知恵を磨くトレーニングのことを指す。
例えば、小学生が高校生と対峙した際、自分の倍ほどの体格の相手を抜くにはどうするべきかを真剣に考える。発想を養う。一方、年長者は自分より経験が浅い選手を上手く活かし勝つための術を探る。誰もが同世代とのトレーニングでは得られない新たな発想を手にできる場ということだ。
その意味で風間氏は、スペトレを"極上のストリートサッカー"と称す。今は少なくなった空き地や街角で、近くに住む年齢も性別も異なる子どもたちが目を輝かせながらボールを追う姿を、ピッチで再現しているのである。
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発案者は川崎や名古屋で魅力的なサッカーを展開するなど、既存の考えに捉われない革新的なサッカーを生み続ける風間八宏氏である。
現在は南葛SCの監督兼テクニカルダイレクターなどを務める風間氏は、自身が立ち上げた選手育成のためのサッカークラブ「トラウムトレーニング※トラウムとはドイツ語で夢の意味」などで"スペトレ"なるものを展開しているのである。
すでにご存じの方もいると思うが、スペトレとはスペシャルトレーニングの略で、小学生から大学生など年齢、性別、ポジションの垣根を超え、様々な選手が同じグラウンドで技術と知恵を磨くトレーニングのことを指す。
例えば、小学生が高校生と対峙した際、自分の倍ほどの体格の相手を抜くにはどうするべきかを真剣に考える。発想を養う。一方、年長者は自分より経験が浅い選手を上手く活かし勝つための術を探る。誰もが同世代とのトレーニングでは得られない新たな発想を手にできる場ということだ。
その意味で風間氏は、スペトレを"極上のストリートサッカー"と称す。今は少なくなった空き地や街角で、近くに住む年齢も性別も異なる子どもたちが目を輝かせながらボールを追う姿を、ピッチで再現しているのである。
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そして年末には、このスペトレの2回目となる「全国大会」が岐阜で開催され、8チームが参加。各チーム、小学生3人、中学生4人、高校生以上4人の11人で構成され、真剣勝負を経て多くの気付きを得た様子。個々の技術と顔がより際立ち、普段は見られないプレーや想像もつかないような連係が生まれるなど、選手たちの変化がよく分かる内容ともなった。
今大会は第1回大会に参加したチームや選手、そして普段からスペトレに関わってきたコーチや選手らから自主的に開催したいとの声があがって実現したとのこと。その意味でも少しずつ輪が広がっていることを風間氏も喜ぶ。
今後はスペトレをさらに進化させ、多くの人たちが関われる形にしていくことが目標なのだろう。
昨今のサッカー界はより戦術や集団での動き、データなどが重要視されるようになった。しかし、グラウンドで多くの人たちが観たいのは、想像を超える、驚きのある選手個々のプレーなのではないか。常識に捉われない風間氏の発想、そこに感化される人たちの情熱のなかで、多くの者の心を動かすような選手が生まれることに期待したい。
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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今後はスペトレをさらに進化させ、多くの人たちが関われる形にしていくことが目標なのだろう。
昨今のサッカー界はより戦術や集団での動き、データなどが重要視されるようになった。しかし、グラウンドで多くの人たちが観たいのは、想像を超える、驚きのある選手個々のプレーなのではないか。常識に捉われない風間氏の発想、そこに感化される人たちの情熱のなかで、多くの者の心を動かすような選手が生まれることに期待したい。
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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