「韓国の選手がいたバレンシアが...」久保建英への人種差別を韓メディアも問題視「両国のサッカーファンの反感を買っている」

2025年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカー界に大きな衝撃を与えている」

バレンシア戦で人種差別の被害に遭った久保。(C)Getty Images

 久保建英への人種差別問題を韓国メディアも取り上げた。

 久保が所属するレアル・ソシエダは現地1月19日、ラ・リーガ第20節でバレンシアと敵地で対戦し、0-1で敗戦。この試合で日本代表はベンチスタートで、62分から途中出場した。

 現地の報道によれば、久保がタッチライン際でウォーミングアップをしている際、一部のホームサポーターから「チノ(中国人)、目を開けろ、チノ、お前はチノだ!」という声が飛んだという。これは、ソシエダの公式YouTubeチャンネルが公開したインサイドカメラの動画でも確認できる。

 アジア人に対して、「チノ」「目が細い」と表現するのは、一般的に差別にあたるとされている。"標的"にされた久保。韓国の『マニアタイムズ』は「久保が試合中に人種差別的な発言で侮辱される事件が発生。サッカー界に大きな衝撃を与えている」と報道。他人事とは思っていないようだ。
【動画】ウォーミングアップ中の久保が人種差別を受けた場面
「久保の友人であり、韓国サッカーの次世代スターとして期待されているイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)も、過去に人種差別の被害を受けたことがあり、今回の事件は両国のサッカーファンの反感を買っている」

 また『マイデイリー』は、かつてイ・ガンインがカンテラ時代を含めバレンシアに所属したことを踏まえ、「韓国の選手がいたバレンシアが、同じアジア大陸の日本人選手に対して差別的な発言をしたことで、ファンの怒りはさらに高まっている」と指摘する。

 なお、この試合では、バスク出身のミケル・オジャルサバルやアンデル・バレネチェアには「ETA(バスクの独立を求める過激派組織。現在は解散)、クソ野郎、爆弾を仕掛けろ」という罵詈雑言も浴びせられていた。ソシエダは「当クラブの選手数名に人種差別やその他の侮辱行為を行なったことを強く非難する」などと声明を出している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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