「チノ、目を開けろ」との人種差別が
バレンシア戦に62分から出場した久保。(C)Getty Images
現地時間1月19日に開催されたラ・リーガ20節で、レアル・ソシエダがバレンシアと敵地で対戦し、0-1で敗れた。この試合では、日本代表MF久保建英らに対して、バレンシアのファンから人種差別的なヤジが飛んでいたことが明らかになっている。
現地の報道によれば、久保がタッチライン際でウォーミングアップをしている際、一部のホームサポーターから、「チノ(中国人)、目を開けろ、チノ、お前はチノだ!」という声が飛んだ。これは、R・ソシエダの公式YouTubeチャンネルが公開したインサイドカメラの動画でも確認できる。
アジア人に対して、「チノ」「目が細い」と表現するのは、一般的に差別にあたるとされている。
また、バスク出身のミケル・オジャルサバルやアンデル・バレネチェアには「ETA(バスクの独立を求める過激派組織。現在は解散)、クソ野郎、爆弾を仕掛けろ」という罵詈雑言が浴びせられていた。
現地の報道によれば、久保がタッチライン際でウォーミングアップをしている際、一部のホームサポーターから、「チノ(中国人)、目を開けろ、チノ、お前はチノだ!」という声が飛んだ。これは、R・ソシエダの公式YouTubeチャンネルが公開したインサイドカメラの動画でも確認できる。
アジア人に対して、「チノ」「目が細い」と表現するのは、一般的に差別にあたるとされている。
また、バスク出身のミケル・オジャルサバルやアンデル・バレネチェアには「ETA(バスクの独立を求める過激派組織。現在は解散)、クソ野郎、爆弾を仕掛けろ」という罵詈雑言が浴びせられていた。
これらの差別的発言に対しては、R・ソシエダはもちろん、バレンシアも「強く非難する」と公式声明を発表。さらに、スペインでスポーツ番組の司会者として活躍するファンマ・カスターニョ氏は、自身がディレクターを務めるラジオ番組『El Partidazo』の中で、次のように非難した。
「これはヘイトクライムだ。このためにチケット代を払い、スタジアムに行く連中がいる。なんて恥ずべき奴らなんだ。なんという悲しい人生を送っているんだろうか。彼らの素性をすぐに特定し、確実にスタジアムから放り出さなければならない。二度と試合に来させてはならない。他に解決策はない」
バレンシアの本拠地メスタージャでは23年5月にも、レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対して人種差別的行為が行なわれ、その後3名のバレンシアファンが有罪判決を受けている。それでもなお差別的行為がなくならないだけに、問題は根深そうだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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