獲得が噂されるFWには期待
アストン・ビラ戦で55分にゴールを決めたハバーツ。(C)Getty Images
1月18日、私はエミレーツで開催されたプレミアリーグ第22節の2位アーセナル対8位アストン・ビラの試合を取材した。
首位リバプールに次いで2位につけているアーセナルにとっては、絶対に勝たなければならないゲームだ。1試合消化が少ないながら、7ポイント差をつけられているリバプールにこれ以上離されるわけにはいかない。
しかし悲願のプレミア制覇を目ざすうえで、アーセナルの長年の課題となっているのが、ストライカーの不在だ。これまで多くの名のあるFWたちにアーセナル移籍の噂があったものの、どの選手とも契約成立には至っていない。
逆に昨年の夏にはFWエディ・エンケティアをクリスタル・パレスに売却。現在は生粋のストライカータイプではないカイ・ハバーツがCFを務めている。
ハバーツは今季、ここまでリーグ戦で7点を奪っており、チーム得点王だが、プレミアのタイトルを狙うのであればこれでは不十分。やはり、シーズン20ゴールを決めるFWが必要だ。
ライバルチームたちを見てみると、マンチェスター・シティにはアーリング・ハーランド、リバプールにはモハメド・サラー、ニューカッスルにはアレクサンデル・イサクとゴールを量産できるストライカーが名を連ねている。
今季のリバプールの強さの要因は、サラーの好調ぶりが大きい。そして、プレミア4連覇中のシティがハーランドと異例の10年契約を結んだのを見れば分かるように、ストライカーの存在がいかに重要な要素であるかは明らかだ。
アーセナルも同じような強化をしなければならない。イサクの獲得に動いているとも言われているが、まだ具体的な動きは見せていない。しかし、もしこの移籍が実現すれば、クラブをさらに上のレベルに引き上げてくれるのは間違いないだろう。そして私は彼がティエリ・アンリのようになるのではないかとも期待している。
【動画】アストン・ビラ戦で決めたハバーツのボレー弾!
首位リバプールに次いで2位につけているアーセナルにとっては、絶対に勝たなければならないゲームだ。1試合消化が少ないながら、7ポイント差をつけられているリバプールにこれ以上離されるわけにはいかない。
しかし悲願のプレミア制覇を目ざすうえで、アーセナルの長年の課題となっているのが、ストライカーの不在だ。これまで多くの名のあるFWたちにアーセナル移籍の噂があったものの、どの選手とも契約成立には至っていない。
逆に昨年の夏にはFWエディ・エンケティアをクリスタル・パレスに売却。現在は生粋のストライカータイプではないカイ・ハバーツがCFを務めている。
ハバーツは今季、ここまでリーグ戦で7点を奪っており、チーム得点王だが、プレミアのタイトルを狙うのであればこれでは不十分。やはり、シーズン20ゴールを決めるFWが必要だ。
ライバルチームたちを見てみると、マンチェスター・シティにはアーリング・ハーランド、リバプールにはモハメド・サラー、ニューカッスルにはアレクサンデル・イサクとゴールを量産できるストライカーが名を連ねている。
今季のリバプールの強さの要因は、サラーの好調ぶりが大きい。そして、プレミア4連覇中のシティがハーランドと異例の10年契約を結んだのを見れば分かるように、ストライカーの存在がいかに重要な要素であるかは明らかだ。
アーセナルも同じような強化をしなければならない。イサクの獲得に動いているとも言われているが、まだ具体的な動きは見せていない。しかし、もしこの移籍が実現すれば、クラブをさらに上のレベルに引き上げてくれるのは間違いないだろう。そして私は彼がティエリ・アンリのようになるのではないかとも期待している。
【動画】アストン・ビラ戦で決めたハバーツのボレー弾!
アーセナルは15日のトッテナム戦(2-1)には勝利したが、試合後にデクラン・ライスは、「10点ぐらい取れるチャンスがあった」と語っていた。その事実が、彼らが抱えている問題を象徴している。
今季ここまでの全41ゴールのうち、12ゴールをセットプレーから決めている。彼らのセットプレーは国内外で注目されているが、逆に言えば流れの中からの得点が少ないということ。最近ではアーセナルファンでさえ、セットプレーからのゴールばかりでうんざりしている。
今回のビラ戦では、34分にレアンドロ・トロサールのクロスをガブリエル・マルチネッリが押し込んで先制。さらに55分にも、トロサールのクロスからハバーツがネットを揺らして2-0とリードする。
しかしその5分後に、ユーリ・ティーレマンスにダイビングヘッドを叩き込まれて1点差に詰め寄られると、68分にもオリー・ワトキンスにボレーを決められて2点差を追いつかれた。結局、試合は2-2で終了した。
アーセナルが奪った2点はともにサイドを攻略し、流れの中からのゴールだった。しかし最後の10分間で猛攻を仕掛けた際には、フィニッシュの精度が低く、勝ち越し弾を奪えなかった。このような勝負どころで頼りになるFWの獲得が急がれる。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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今季ここまでの全41ゴールのうち、12ゴールをセットプレーから決めている。彼らのセットプレーは国内外で注目されているが、逆に言えば流れの中からの得点が少ないということ。最近ではアーセナルファンでさえ、セットプレーからのゴールばかりでうんざりしている。
今回のビラ戦では、34分にレアンドロ・トロサールのクロスをガブリエル・マルチネッリが押し込んで先制。さらに55分にも、トロサールのクロスからハバーツがネットを揺らして2-0とリードする。
しかしその5分後に、ユーリ・ティーレマンスにダイビングヘッドを叩き込まれて1点差に詰め寄られると、68分にもオリー・ワトキンスにボレーを決められて2点差を追いつかれた。結局、試合は2-2で終了した。
アーセナルが奪った2点はともにサイドを攻略し、流れの中からのゴールだった。しかし最後の10分間で猛攻を仕掛けた際には、フィニッシュの精度が低く、勝ち越し弾を奪えなかった。このような勝負どころで頼りになるFWの獲得が急がれる。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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