CLでバイエルン相手にゴール!一回り成長して浦和に帰還した荻原拓也が語った“違うスポーツ”とは?「レベルが高い低いじゃなくて…」

2025年01月19日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分がやってきたことを1つ肯定してあげようかな」

1年ぶりに浦和に復帰した荻原。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズに頼もしい男が帰ってきた。クロアチア1部ディナモ・ザグレブへの期限付き移籍を経て、1年ぶりに復帰した荻原拓也だ。

 荻原はディナモ・ザグレブの一員として、チャンピオンズリーグの3試合に出場。デビュー戦となったバイエルン・ミュンヘン戦では2-9で大敗したものの、見事にゴールを奪ってみせた。

 沖縄キャンプでの練習後、25歳のDFは世界最高峰の舞台での経験について、こう語った。

「まず半年戦ったなかで、チャンピオンズリーグの出場権を獲得して、3試合ですけど、しっかりと試合に出て。1試合は大敗したけど、2試合は勝てたので、経験値はすごく高いなと思っています。誇りに思います。自分がやってきたことを1つ肯定してあげようかなと。でも、全然満足してないし、常に飢えているので。ダウンじゃなくて、今かなり上がってきていて、状況も全然違うので、目標に向かって、今目の前を全力でやりたいです」
【動画】冷静に股抜き!荻原拓也が強豪バイエルン相手にCL初ゴール
 新加入選手発表会見の場では、欧州と日本のサッカーを比べ、「違うスポーツ」と表現した。この意味を問われた際には、次のように説明した。

「レベルが高い低いじゃなくて、そもそもスポーツの位置付けが違う。日本は割とエンタメ寄りというか、すごく恵まれている。クロアチアはどちらかと言ったら貧しい国のなかで、サッカーがほとんどの人の生活に結びついていて、プレッシャーも期待値も違う。

 ピッチに立った時も、殺気が全然違う。日本だったらビールを投げ込まれたり、ライターが当たったり、小銭が当たったりしないじゃないですか。簡単に言ったらそういうもので、やっぱり緊張感は違いますね。言葉で表すのはすごく大変なんですけど、戦いの要素が強いかなと思っています」

 プレーはもちろん、メンタリティの部分でも大きく成長した浦和の26番は、タイトルをもたらす存在となれるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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