【EURO展望】スペイン×トルコ|スペイン自慢の攻撃陣がついに爆発する!?

2016年06月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「引いて守る」というアイデアを持たないトルコ相手に大量点も

故障者/スペイン=なし トルコ=なし
出場停止/スペイン=なし トルコ=なし

EURO2016
グループD2節
6月17日(金)/21:00(日本時間:28:00)/ニース
スペイン×トルコ
主審:ミロラド・マジッチ(セルビア)
 
 
【注目ポイント】
●初戦で沈黙したスペイン攻撃陣に爆発の予感
●"スロースターター"トルコが本領発揮か?
 
 
【試合展望】
 チェコとの初戦を辛うじて勝利で飾ったスペインと、粘りながらもモドリッチ(クロアチア)の一撃に沈んだトルコ。連勝を飾ってグループステージ突破を決めたい前者に対し、後者はもはや後がない状況だ。王者が相手とはいえ、引き分け以上の結果を狙いたい。
 
 とはいえ試合は十中八九、スペインのペースで進むだろう。タレントの質と量で大きく上回るだけでなく、両者の初戦の戦いぶりから判断するかぎり、組織力やチームの完成度でもスペインがトルコを凌駕している。
 
 この試合、スペインに期待できるのが、チェコ戦では無得点に終わった攻撃陣の爆発だ。
 
 トルコの最終ラインには、守護神チェフを軸とするチェコのような堅さも、安定感もなく、加えて指揮官のテリムは攻撃サッカーの信奉者だ。「引いて守る」というアイデアはおそらく持ち合わせていない。

 オープンな展開になれば、スペイン自慢のパスサッカーが炸裂する可能性は極めて高く、思わぬ大差がつくかもしれない。
 
 とはいえ、トルコに希望がないわけではない。

 8年前のEURO2008でも、彼らは初戦を落としながら、奇跡のベスト4進出を果たした。さらに今予選も、いきなり連敗スタートを切り、突破は不可能だろうと言われながら、強豪オランダを蹴落としてフランス行きを決めている。

 "スロースターター"の彼らが本領を発揮すれば、ふたたび奇跡が起きるかもしれない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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