「10番が悪かったせい」まさかの早期交代に涙した流経大柏MF、敗戦の責任を背負い込む「チームに迷惑をかけ続けてしまった…」【選手権 決勝】

2025年01月13日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「不甲斐ない結果に終わってしまった自分に対してすごく悔しい」

後半18分にベンチに下がり、涙を流した柚木。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[高校選手権・決勝]前橋育英(群馬)1(9PK8)1流経大柏(千葉)/1月13日/国立競技場

 1月13日に開催にされた第103回全国高校サッカー選手権の決勝で、17年ぶりの優勝を目ざす流経大柏が前橋育英と対戦。1-1のまま突入した延長戦でも決着がつかず、PK戦で8-9と敗れて準優勝に終わった。

 後半18分にまさかの早期交代となり、涙を流しながらベンチに下がった10番の柚木創は試合後、「自分がチームを勝たせなきゃという自覚はあったんですけど、何もできずに終わってしまって。本当にチームのみんなには申し訳ないと思ってる」と責任を背負い込んだ。

「チームのみんなは、(各々が)自分のせいと認識してると思うんですけど、そういう認識じゃなく、10番が悪かったというふうに思ってほしいし、一年間通してチームには迷惑をかけ続けてしまったという印象が、今は一番大きいかなと思っています」

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 交代時の涙については、「自分としては、体的にはまだ動けたんで、絶対に自分が点をとってチームを勝たせなきゃいけないと思っていたんですけど、うまくプレーすることができずに不甲斐ない結果に終わってしまった自分に対してすごく悔しくて、涙が出てしまった」と話した。

 とはいえ、準決勝でチームをファイナルに導くPKを決めるなど、今大会を通じて攻守両面で奮闘を見せていた。流経の10番に相応しい活躍だったと、チームをメイトも感じているはずだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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