鬼木アントラーズ、タイトル奪還へどんなサッカーを見せる? 川崎で7冠の新指揮官は原点回帰「サテライト時代に戻ったよう」

2025年01月13日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

「守備でも攻撃的に。そういうサッカーをしたい」

「緊張感もあるが、タイトル奪取の楽しみのほうが強い」と語る鹿島の鬼木新監督。写真:永島裕基

 鹿島アントラーズは1月12日、鹿嶋市内で2025シーズンの新体制発表会を開催。鬼木達新監督は「身が引き締まるとともに、やってやろうという想いもある」と意気込みを語った。

 現役時代に鹿島でもプレーした指揮官は、26年ぶりの"復帰"。久々に訪れたクラブハウスでは不思議な感覚に包まれたという。

「当時と全然変わっていません。もちろん、新しくなったところはあるけど、僕が入団した93年に、2軍的なサテライトでは違う部屋を使っていました。今はその部屋をスタッフが使っていて、サテライト時代に戻ったよう。原点に返った感覚です」
【画像】リーグタイトル奪還が絶対目標!鬼木達新監督就任の鹿島アントラーズが新体制発表会を開催!
"常勝軍団"の復活を期すクラブのポテンシャルを認めている。

「やっぱり気持ちの強いクラブっていうのが、歴史に表われていると思います。この何年間かタイトルを取れてないというのはありますけど、そういったなかでも、やっぱり年間通して常に5位以上のところにいるのは、他のクラブじゃないこと。これは長年、鹿島アントラーズが培ってきた歴史であり、"勝ち"へのプライド。

 もちろん、足りないものがあるから、そこ(タイトル)に到達してないと思いますけど、でも意地みたいなものはすごく感じるクラブ。だからこそ、このクラブのタイトルを獲りたいという思いと一緒に、自分も仕事をしたいと思ってきた」

 昨季まで指揮を執った川崎では、8年間で7つのタイトルを獲得。そんな名将が、鹿島に2016年以来となるリーグ優勝をもたらせるか。

「これをやっていれば勝てるというものはないと思っているので、どういうサッカーというよりも、全員でハードワークして、全員攻撃、全員守備。あとは、勝つためにとにかく得点が必要で、それを取りたい。そのために"攻撃的"という言葉になりますけど、それは攻撃だけではなく、守備でも攻撃的に戦っている、そういうサッカーをしたい」

 タイトル奪還に近道はない。鬼木監督のもと、新生アントラーズはどんな戦いを見せるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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